齊藤京子、涙のクランクアップ！映画『恋愛裁判』メイキング写真15点公開

2025年12月17日(水)18:00

齊藤京子が主演を務める映画『恋愛裁判』のメイキング写真が公開された。

前作『LOVE LIFE』が第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された深田晃司が監督を務める本作は、人気アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」（通称：「ハピ☆ファン」）のセンター山岡真衣（齊藤）が、「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語。

恋愛というごく自然な人間の感情が「罪」として裁かれる様を通じて、アイドル業界の光と影を描く。元アイドルの女性に賠償命令が言い渡された実際の裁判に着想を得た作品で、カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式出品され、スタンディングオベーションを受けた。

この度公開されたのは、撮影の裏側を収めたメイキング写真15点。日向坂46として活動していた齊藤は、「初めて脚本を読んだとき、自分自身の人生が描かれているように感じた」と語るほど、主人公・真衣という役に強い共感を抱いていたという。メイキング写真には、深田監督と役柄やアイドルとしてのディテールについて会話を重ねる様子も。レッスン場でのシーンでは、アイドルとしての真衣とは全く別の顔を見せるために、化粧をほとんどしないなど、細部にもこだわったという。

真衣が恋に落ちる相手である間山敬役の倉悠貴は、長期間にわたり大道芸の練習に取り組み、撮影現場でも専門家の指導を受けながら役作りを進めた。主にジャグリングとパントマイムを中心に練習した倉の上達は早く、専門家も驚くほどだったという。一方、裁判シーンでは、張り詰めた緊張感をまとった表情を見せている。

「ハピ☆ファン」は、齊藤に加え、仲村悠菜、小川未祐、今村美月、桜ひなのといった現役／元アイドルや若手俳優で構成。メイキング写真には、5人でダンスレッスンに取り組む姿や、ステージ裏で待機する和気あいあいとした様子など、まるで実在のアイドルグループのような自然な一面が収められている。メンバーでの撮影について齊藤は、「映画の撮影か、ハッピー☆ファンファーレというグループでのアイドル活動か、境目が分からなくなるくらい楽しく、他のメンバーが先にクランクアップをするときは、まるで彼女たちが先に卒業してしまうように感じて大泣きした」とコメントしている。

「ハピ☆ファン」のメンバーは、撮影がない日もチーフマネージャー役を演じた唐田えりかを含む6人のグループライン上で交流する関係性だったといい、メイキングには、唐田のクランクアップをメンバーが見守る仲睦まじい様子も。また、所属事務所の社長・吉田光一を演じる津田健次郎と深田監督が、現場で熱心に意見を交わす姿も見受けられる。