映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」
映画『Michael/マイケル』ベルリンでのワールドプレミアより

マイケル・ジャクソンの軌跡を描く映画『Michael/マイケル』のワールドプレミアが、ドイツ・ベルリンで開催された。



本作の世界初上映の地に選ばれたベルリンは、マイケルにとって特別な意味を持つ。

東西冷戦下の1988年、マイケルはベルリンの壁近くで『バッド・ワールド・ツアー』の西ベルリン公演を開催。壁の向こう側にいた東ベルリンの市民までもが“音”を求めて集まり、その光景は音楽が国境を越える力を持つことを象徴したと言われ、翌年のベルリンの壁崩壊の兆しとなる歴史的な瞬間として語り継がれている。そんな歴史と記憶が刻まれたベルリンで開催された今回のワールドプレミアには、60カ国以上から数千人のファンが集結。世界中のメディアとファンの視線を一身に集める、まさに歴史的な一夜となった。



レッドカーペットには、マイケルの甥であり、本作で彼を演じたジャファー・ジャクソンがシックなブラックスーツで登場。幼少期のマイケルを演じたジュリアーノ・クルー・ヴァルディも赤のスーツにサングラスというスタイリッシュな装いで笑顔を見せた。さらにマイケルの母・キャサリンを演じたニア・ロング、マイケルの長年の弁護士ジョン・ブランカを演じたマイルズ・テラー、アントワーン・フークア監督、プロデューサーのグレアム・キングが姿を見せ、豪華なキャストと製作陣の集結に会場のボルテージは最高潮に達した。また、日本からはマイケルのファンとして知られる俳優・米倉涼子がゲストとして参加した。会場周辺にはマイケルのTシャツや衣装をまとったファンが集結し、装飾の前で写真を撮る者、音楽に合わせてダンスを楽しむ者であふれ、世界的スターの伝記映画にふさわしい圧倒的な高揚感が会場一帯を覆った。



映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」

世界初上映を前に、ジャファーは「ここまでは長い道のりでした。だから、本当にここまで来られたなんて信じられない気持ちで、胸がいっぱいになるほどワクワクしていると同時にほっとした気持ちもあります」と率直に心境を明かした。そして「まるで夢のようで、皆さんからの愛とエネルギーを感じています。

早く皆さんにこれを見てほしいです」と手応えを口にした。劇中で数々のパフォーマンスを披露しているジャファーだが、最も印象に残ったのが「スリラー」MV撮影だったという。「東ロサンゼルスでオリジナルのミュージックビデオが実際に撮影されたのと同じ場所だったので、僕が気に入っているシーンのひとつです。子どもの頃、僕のお気に入りのミュージックビデオのひとつだったから、その場所に立って、あの光景を目の当たりにし、パフォーマンスを披露できたのは、まるで夢のようでした。本当に素晴らしかったです」と振り返った。



マイケルの魅力については、「マイケルの最大の魅力は、彼の音楽を通じて世界中に広く伝わった“世界をより良い場所にしたい、世界を癒したい”というメッセージだと思います。それは彼がデビュー当初から掲げてきたメッセージであり、音楽やミュージックビデオを通じて常にその実現を目指していたと思います」とその信念に満ちた人間性への敬意を表した。



ヴァルディはマイケルについて、「仕事熱心なところが本当に素晴らしく、仕事に対する姿勢はすごいと思いました」と深いリスペクトを示す。SNSでのマイケルのパフォーマンスを体現する姿が話題を集めているヴァルディは、劇中でも愛らしさをのぞかせながら圧巻のステージを披露している。「僕と兄弟(役の俳優)たちで『ABC』のミュージックビデオを再現したのですが、あれは最高でした!」と笑顔で振り返った。役作りについては「マイケルは僕の人生において、常に大きなインスピレーションを与えてくれた存在」とし、「彼のインタビューをたくさん見て、仕草や動き、話し方、体の動かし方を練習して準備しました」と明かした。



映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」

(左から)ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ

ロングはマイケルの母・キャサリンを演じるうえで、「地に足をつけ、愛情深く、親切で、私自身もそうであるように、母親としての責任を果たすこと」を意識したという。

「母と息子の絆は、本当に大切で、特別なものだと思いますので、私にとって、それは本当に重要なことでした」と役に込めた思いをにじませた。



映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」

ニア・ロング

フークア監督は本作について、「一番大事だったのは、ステージを離れたマイケル・ジャクソンを描くことだったと思います。そうすることで、彼がどんな人間なのか伝わり、彼の心の内が理解できるからです。そうすれば、ステージ上の彼を見たときに、より強い絆を感じられるはずです」と“人間・マイケル”を描くことの重要性を熱弁。「感動と楽しさが味わえることは間違いありません。マイケル・ジャクソンのコンサートに肉薄する最高の体験となるでしょう」と圧倒的な没入体験に自信を示した。



プロデューサーを務めるキングは、『ボヘミアン・ラプソディ』を世界的メガヒットへと導いたことでも知られる。本作についてキングは「マイケルが成し遂げたのは、音楽を通じて人々をひとつにまとめたことだと思います。私は、この映画が世界中の人々をひとつに結びつけることを願っています」とメッセージを寄せた。



シックな黒いドレスでレッドカーペットに登場した米倉は、「誰もが愛するマイケル・ジャクソン、世界中が注目しているマイケル・ジャクソンの晴れやかなプレミアに参加できることになってとてもうれしいですし、やっぱり皆さんがマイケル・ジャクソンを愛しているんだということを肌で感じます」と高揚感をにじませた。マイケルの魅力については「彼のファッション性とか、自由になりたい思いとか、すごく苦しかった思いとか、そういうところを超えて人から注目される、それを励みにしているところが素晴らしいなと思いました」と、その生き様に対する深い敬意を言葉に込めた。



映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」

米倉涼子

ジャファー・ジャクソンが明かす、マイケルとつながった運命の撮影期間

世界初上映となったプレミア会場では、本編上映終了の瞬間、間髪入れずに観客総立ちのスタンディングオベーションが巻き起こり、拍手と歓声は鳴りやむことなく会場を揺らし続けた。

米倉は「会場全体がひとつになり、圧倒的な音響とともに、まるでステージを観ているかのような空気に包まれました」と振り返り、「本当に(本物の)マイケル・ジャクソンを観ているかのようで、彼に再び命が吹き込まれたように感じました。その時代に自分たちが立っているような感覚でした」と圧巻の没入体験だったことを明かした。さらに、観客が声を上げ拍手を送り続ける熱狂的な空間に「日本で映画を観る環境とはまったく違う体験でした」とコメントした。



プレミア会場では、マイケルに関するファン向けの展示や体験型コンテンツも展開された。劇中で使用された代表的なステージ衣装の展示や、レコーディングスタジオの再現セット、ベルリンの象徴であるバディーベアをモチーフにしたフォトスポットのほか、マイケルと一緒にダンスを楽しめる没入型体験ブースなども用意され、来場者は映画『Michael/マイケル』の世界に入り込むような感覚でその世界観を存分に楽しんだ。



映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」

ベルリンプレミアの翌日には記者会見も行われ、主要キャスト・スタッフが登壇した。キングは上映終了後も多くの観客が会場に残り、マイケルの楽曲を大合唱するなど熱狂が冷めやらぬ様子だったことを振り返り、「みなさんと一緒に歌いすぎて声が出なくなった」と笑った。ジャファーも「いまだに昨晩の感動から抜け出せていません。劇場で観客の皆さんと共にあのエネルギーを感じ、踊ったり足を踏み鳴らしたりしながら過ごした時間は、これ以上ないほど幸せでした」と余韻を噛みしめた。



撮影現場には毎日415人ものスタッフが集結していたといい、キングは「彼らがそうしていたのは、ただひとつの理由のため。マイケルへの愛のためなのです。その想いは確かに感じられました」と振り返った。

撮影は「スリラー」のMV撮影地をはじめ、実際にマイケルが使用したロケーションで行われた。フークア監督は「実際の場所で撮影ができるのは、いつだって夢のような話。レコーディングスタジオも含めてすべてが本物で、我々にとってまさに夢が叶ったようなものです」と明かした。



ジャファーは初めて脚本を読んだ際、涙が止まらなくなる場面がいくつもあったと言及し、「本当に感情が高ぶり、この物語と深くつながっていると感じました」とコメント。「特にデンジャラス・ツアーの中で、子どもの頃に一番好きだった『スムーズ・クリミナル』の映像を繰り返し見て、その動きを真似しようとしていた4~5歳の頃の記憶が蘇ってきました。脚本を読んでいる間にも、そうした記憶が次々と蘇り、これから数カ月かけてそのプロセスを経験していくこと自体に特別な意味を感じました」とマイケルとの深いつながりを実感したと明かした。



映画『Michael/マイケル』世界初上映で観客総立ちの熱狂! 米倉涼子も驚愕「本物のマイケルがいた」

マイケルのフルコスチューム姿の自身を初めて目にした瞬間は「一生忘れられない」と述懐し、撮影初日に行われた「BAD」のパフォーマンスシーンをこう振り返った。「『BAD』のジャケットに、ズボン、ローファーを履いた自分の姿を見つめても、現実だとなかなか実感できませんでした。その瞬間を迎えるまでに、本当に長い時間が費やされ、期待も大きかったし、早くステージに上がって、最高のショーをやるぞという気持ちで臨みたかった。ステージに上がって『BAD』を歌うまでの間、ずっとマイケルに思いを馳せていました」。



最後にジャファーは、「観客の皆さんに持ち帰ってほしい最大の願いは、マイケルの本質と存在感を感じてもらうこと。そして、彼という人間、その核心にある魂について、より深く理解してもらい、映画館を後にしてほしいと思います」と作品に込めた想いを明かした。



<作品情報>
『Michael/マイケル』



6月12日(金)公開



公式サイト:
https://www.michael-movie.jp



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