WOLF HOWL HARMONYが3月12日、1st EP『tera』をリリースした。
4人が踏みしめてきた軌跡、そしてこれから踏み出していくための現在地の名前でもある『tera』の制作秘話と、ブラジルや東南アジアを中心に世界各国から注目を集めている今の心境にフォーカス。
「LDH PERFECT YEAR 2026」の今年だからこその意気込みなど、心の内に迫った。
豪華な特典にメンバーは何を思う?
――1st EP『tera』に込められた思いを聞かせてください。
RYOJI 『tera』というのラテン語には、大地という意味だったり、”territory”という意味だったりがあって。あとは“era”、時代っていうスケール感を示す言葉になっています。この作品を通して、僕たちはこれまで活動させていただいた、人生の軌跡みたいなもの、いろいろ波があって、それを乗り越えてきたっていう人生のうねりと、サウンドのうねりとを織り交ぜて表現したいという意味から名付けさせていただきました。
――『Member All ver.』や『Member Solo ver.』など全部で4形態ある今回のEP。それぞれのふろくも豪華ですね。
GHEE 『BAKUON DREAM ver.』にはWOLF HOWL HARMONY LIVE & FAN MEETING TOUR 2025 ~BAKUON DREAM~」より、2025年12月10日(水)東京国際フォーラム ホールC公演の模様を収録されています。国際フォーラムのホールCの規模で自分たちがライブをするのは初めてだったので、そういった部分を振り返る記念すべき映像として残っています。
――『BAKUON DREAM』で思い出深かったシーンは?
HIROTO バラードコーナーは、ぜひ注目してほしいです。ファンの皆さんからいただいた手紙を読んで、バラードを歌うということをやっているんですけど、自分たちの良さがとても出ているので。
SUZUKI それこそこのライブのために用意したものとかもたくさんありました。例えば、曲の間に入れているラップだったりとか、各々のバースもあるので、そういうところにも注目してみていただけたらいいですね。
RYOJI ゲームコーナーでは、ファンミーティングならではかなと思います。罰ゲームで洗濯バサミで、鼻と唇を挟んだんですけど、とても痛くて。リアクションがリアルすぎておもしろくできませんでしたね。
GHEE 洗濯バサミは絶対やりたくなかったから、僕本気でゲームやりましたもん(笑)。
ブラジルで大バズり!広がるLOVEREDの輪に思うこと
――そんな『tera』の収録曲の中で、2月20日より先行配信されている『Gachi Funk』。SNSでも盛り上がっていますね。
GHEE 今回は日本のLOVEREDのみならず、世界中の方々が踊ってくれたり、MVを見て感想をYouTubeのコメント欄に残してくれたり、SNSでタグ付けして投稿してくれています。日本のみならず世界の人たちが注目してくれているのを感じています。
――ブラジルでGHEEさんの配信が拡散され、フォロワーが爆増した影響もありそうですね。
GHEE そうですね、配信をしていてもコメント欄に海外の言葉が増えて、LOVEREDの輪が広がっているなという感覚はあります。
――そうやって海外にまで広がっていく、みなさんの魅力とはどんなところにあると思いますか?
GHEE J-POPという概念にとらわれずに、自分たちが表現したいものを表現しているところですね。そういった音楽も良いと思ってもらえているんだとしたら嬉しいなと思っています。
RYOJI ブラジルという日本の真裏に位置する国と携帯1つで繋がれる時代に、すごく愛されているなと感じます。ブラジルにルーツがあるGHEEが以前から「ブラジルに音楽でアプローチをしていきたい」っていうのは、前から言っていたことなので、それが形になってすごく誇らしいですし、僕たち自身も国とか関係なく、いろんなところに音楽を届けていける姿を背中で見せることで、活動を見てくれている方の勇気にもなる、いい連鎖が生まれそうだなという気がしていますね。
RYOJI
SUZUKI
SUZUKI 音楽もそうですし、コンセプトやビジュアルも楽しんでいただけているのかなとは思います。今回のMVもビジュアルも、日本のユースカルチャーだったり、ストリートカルチャー、サブカルチャーみたいなところをふんだんに織り交ぜているので、もしかしたら、海外から見たら新鮮に見えているのかなとは思っていますね。それこそ『BAKUON -爆音-』のMVとかだったら「忍者っぽい!」という声もあったりして。正直、もともと忍者を狙っていたわけではないんですけど、このドカンっぽいパンツが日本的なシルエットだったのかなと、そういう目からの情報も僕らの武器にはなってるのかなって思います。
HIROTO 『Gachi Funk』のミュージックビデオも日本やいろんな国のカルチャーが詰まった内容になっていると思います。ブラジルの方には日本のカルチャーを感じていただけているでしょうし、日本の方から見たら“ファンダンゴ”というブラジルのカルチャーについて新鮮だと思う内容になっていると思うので、相互にそれぞれの文化が伝わるいい機会だなと思っています。そういう活動や今回の楽曲を通して、改めて「音楽には国や地域が関係ない」っていうのをすごい感じさせられましたね。実際、僕もGHEEくんの誘いで、ブラジルの方が集まるDJイベントやレストランに連れて行ってもらったりしているんですけど、すごく居心地が良くて「ずっとこの場にいれるな」って思いましたね。
天然発言にメンバー大盛り上がり「憂鬱な月曜の朝に眼を覚ます方法は?」
――新曲『One minute』はどんな曲でしょうか?
HIROTO 『Gachi Funk』とはスタイルが180度違う楽曲で、とても爽やかな曲です。最初ピアノから始まって、どんどん疾走感が出ていって、最後には転調して終わる。僕たち自身の歌の良さがお届けできる楽曲なんじゃないかなって思いますし、歌詞にもあるんですけど、月曜日の朝に目覚めた時に「体がちょっと重たいな」とか「頑張れないな」って思ってしまう人の背中を押せるような楽曲になっていると思います。
――ちなみにみなさんは“月曜日の朝に目覚めた時に「体がちょっと重たいな」とか「頑張れないな」って”思った時には、どのように気合を入れていますか?
GHEE 最近は、冷たいお風呂に入ってNirvanaを聞くようにしています。僕、朝がとても苦手なので、本当に無理やり起きていますね。
SUZUKI え? 寒くない?
GHEE 正直、この時期は寒いんですけど、頑張っています。
HIROTO
GHEE
HIROTO 僕はやりたいことを見つけるように、自分の中での楽しみを作るようにということを意識しています。何か決まったことをするとかは特にないんですけど。
SUZUKI それ羨ましいな。僕は、どっちにしろやらなきゃいけないからやるって感じのマインドなこともあって。元気ないとか、テンションが上がらないみたいな日もとりあえずやるぞというスイッチを入れているので。楽しみを見つけることができる人は、すごい羨ましいんです!
RYOJI 僕は朝起きてすぐにシャキッとする目薬をさして「よし今日も1日いい日にするぞ」みたいなことを頭の中でちゃんと言葉にしています。帰ってきたあとでも「今日もいい1日だったな」みたいな風に思うようにしているんですよね。あとGHEEと一緒で、頭に30秒だけ冷たい水をかけるっていうのもやります。よく「頭を冷やせ」って言うじゃないですか……。
SUZUKI 本当に冷やす人はなかなかいないけどね。
HIROTO 慣用句かと。
RYOJI 僕は、それを本当にやっているんです(笑)。
アジアで活躍するWOLFから見た海外は?
――東南アジアのフェスにもよく参加されていますが、今まで行かれた国で印象的だった国や場所は?
RYOJI 僕は、シンガポールですかね。世界中のアーティストの方が集まっていたので、すごく刺激になりましたし、他の日本のアーティストの方たちが、自分たちの音楽を聴いてもらうために動いている姿を見て、もっと頑張ろうと思いました。実は僕らも、いろんな方が集まる会のオープニングで、歌って踊らせてもらったんですけど、いい経験でした。
GHEE 僕はタイですかね。直近ですと10日間行かせていただいたこともあって、だんだん地元に帰った感じがするようになりました。最初からタイの皆さんのバイブスの高さが心地よかったのですが、どんどんその良さがまして行っていますね。
HIROTO 僕もタイですね。僕らがパフォーマンスしている時に合いの手入れてくれたりするのがすごく良いですし、日本語で頑張って書いた手紙をくれたり、カフェを主催してくれたり、盛大に盛り上げてくれて。すごく素晴らしい文化だなと思います。
SUZUKI タイもシンガポールもどちらも印象的でしたね。それこそシンガポールは建造物のキレイさ、近未来感がすごくて。タイは何回も行かせていただいてて、それこそGHEEちゃんが言ってくれたように、地元のような安心感すら感じられるようになってきています、どっちもとても好きな国ですね。
――ちなみに海外滞在中にハプニングは?
SUZUKI やっぱりくっくがロビーで寝てた話じゃない?
HIROTO あれね(笑)。
SUZUKI 僕が夜中にコンビニに行って戻ってきたら、くっくがロビーで寝ていて。「どうしたの?」って聞いたら「カードキーを持たないまま出ちゃったんだ」って。それで、話を聞いていたら、僕もカードキーを持っていないことに気づいてGHEEちゃんに連絡したんです。でも、もう寝ちゃってたから連絡が取れなくて……。それで、僕もロビーで、しばらくの間くっくの隣にいたら、心地よくて寝ちゃったんですよね。
――え? ホテルのフロントとか開いてなかったんですか?
HIROTO いや、頼んだらすぐ帰れたんですけど、ちょっと睡魔がやばくて、そのまま寝ちゃって……。
SUZUKI たしかに、すごく寝心地が良かったんです。ロビーのソファー。でも、僕が先に起きて、「そのまま寝ちゃ、まずい!」と思ってもう1回GHEEちゃんに連絡したら繋がったんで、無事帰れましたね。
――帰ってこないことにRYOJIさんとGHEEさんは気づかず?
RYOJI・GHEE いや、もう寝てましたね。
メンバーがお互いに感じている桁違いの一面
――『tera』は桁違いのスケールを表す言葉。今回、撮影のペアだった相手に対して、この人のここ「桁違いだ」と思うところを教えてください。
GHEE HIROTOは桁違いのバカですね。
HIROTO え?
GHEE この間「野趣に富んでる」という言葉について話した時に、ずっと“野手”だと思っていたみたいで、野球の話をしているんだと勘違いしていて……。途中で「野球の話かと思った」と言っていた時にバカだな~と思いました。
HIROTO いやいや、僕も日々感じていますよ、GHEEに対して。きちんと考える人だし、しっかり話すこともできるんですけど、気抜いた瞬間に「ん? 何言ってんだろう」って全然わからないことがあって。
GHEE えーでも僕の方が、ちゃんとしているよ。
HIROTO それはない!(笑)
――では、続いてSUZUKIさん、RYOJIさんペアはいかがでしょうか?
SUZUKI RYOJIは本当にフレンドリーだなって思います。僕ら海外に行かせていただく機会が多いんですけど、海外に行った時に全然知り合いでも何でもない現地の方とすごい楽しそうに会話していて。ふと見た時に「あれ? 友達?」ってぐらいしゃべっているんです。そういうところはすごいなと思いますね。
RYOJI みんなフレンドリーだし。さらに人見知りしなくなるかもね。バイブスが合う人が多くて。
――RYOJIさんから見たSUZUKIさんはいかがでしょうか?
RYOJI マイペースですかね。普通に遅刻してるのに、遅刻してると感じさせないぐらいの雰囲気を纏うんですよ。すっと馴染んでいるというか、
SUZUKI え、そう? 自分では何も意識していないかも。
RYOJI それこそ「何時のライブに出るために、何分には楽屋を出ます!」みたいなことがあるとして……。
SUZUKI あーたしかに。その出る時間には間に合っていなくても、ライブに間に合っていれば問題ないとは思っているかもな~。ライブに出るまでの時間に、自分がベストでいられたら、何も問題ないって思っているというか。
RYOJI それを言われたら、何も言えないですね……。確かに間に合えばいいもん。
「LDH PERFECT YEAR 2026」でガッツリかましたい!
――2026年も残り10ヶ月弱となりました。改めて今年やりきりたいことは何でしょうか?
GHEE 今新しい要素が入ってきて、海外の人に聴いていただけるチャンスも確かに広がっていると思うので、そういったものを逃さずに掴み切りたいですし、次に繋げるために1つやるって決めたことをやりきりたいなと思っています。
SUZUKI プライベートでは、体づくりをやりきりたいなと思っています。ゴールはないんですし、でかくしたいとかっていうわけではないんですけど、動ける体が理想ではあるので、スーパーサイヤ人みたいに無敵になりたい……。
RYOJI 今年は「LDH PERFECT YEAR 2026」なので、いろんなライブでガッツリかましていきたいなと思っています。冬には自分たちのライブツアーも控えていますし、それまでにもまだ言えないこと含めて、いろいろあるので、楽しみにしていてほしいです。
HIROTO 僕も1ファンとして見てきた “PERFECT YEAR”に関われるのが楽しみです。僕は、テレビをつけたら、LDHのみなさんが歌っているような感じがすごく好きだったので、“PERFECT YEAR”で火をつけて、常にテレビにLDHのアーティストが出ているような年にできたらいいなって思っています。
――たくさんのLDHに所属するグループの中で、WOLF HOWL HARMONYの強みといえば?
RYOJI やっぱり歌声でかましに行くのが僕らのスタイルだと思っています。そこは日々、僕らもトレーニングを欠かさずすべきところではありますし、歌声をきっかけに聞いてくれる人たちが増えていくというのも信じているので、歌声でかましてやりたいですね。
GHEE それから、海外のファンとLDHのアーティストの架け橋にもなりたいです。僕たちがリアルに見ている景色とか、体験してきたことっていうのは間違いなくプラスになっていくと思うので、アウトプットもしっかりやりつつ、もっともっと日本と世界を分け隔てなく繋いで行きたいです。
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MVはこちら
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撮影/稲澤朝博、取材・文/於ありさ

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