
朗読劇『たもつん』が、2025年5月14日(水) から18日(日) に東京・IMM THEATERで上演される。
『たもつん』は、第40回向田邦子賞、ギャラクシー賞などを受賞し、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の脚本を手がけた吉田恵里香が、2015年にFMヨコハマ連続ラジオドラマとして書き下ろし、その後オンライン朗読劇として配信されるなど話題を集めてきた“ちょいダメ男”たちのくすっと笑えて、くすっと泣ける、友情コメディ。
キャストには、ユーキチ役に千葉雄大、平埜生成、渡邊圭祐、しゅうまい役に平埜生成、八村倫太郎(WATWING)、松岡広大、ヤベ先輩役に落合モトキ、土佐和成、浜野謙太といった個性豊かで、確かな演技力を誇る俳優たちが3名ずつ入れ替わりで出演。さらに渡邉美穂、演出も担当する今井隆文が全日程登場する。上演決定にあたり、吉田と今井からコメントが到着した。
■脚本:吉田恵里香 コメント
この度、『たもつん』が朗読劇になります。
『たもつん』は元々ラジオドラマでした。私が初めてオリジナルで書いた連続ドラマです。
初めてだったので気合が入りまくっていました。当時私が大好きだったものを全て詰め込んだ作品です。
作品も登場人物も、青臭くて間違いだらけ……でも不器用に答えを見つけていくユーキチ・しゅうまい・ヤベ先輩が私はずっと大好きです。以前、配信限定の朗読劇として上演してもらったことがあるのですが、その時から「もっと多くの方に届けたい」と密かな野望を抱いておりました。
■演出:今井隆文 コメント
最初、オファーを頂いたときには、こんなに大きな劇場で! しかも、朗読劇! 大丈夫か?!! と思いましたが、とんでもなく素晴らしいキャストの皆様、そして、スタッフの皆様に集結して頂き、もうあとは僕が頑張るしかない! という状況に追い込まれている、今日この頃。これを読んでいる皆様はどうお過ごしでしょうか(笑)? 僕は、この責任に押し潰されそうになりながら、日々を過ごしております。朗読劇を演出するのは初めてのことですが、元来、「やったことがないことは、とりあえずやってみる」という精神で臨んで来ましたので、今はとても楽しみでございます! でも、怖いです(笑)。
今回の作品は、学生時代を過ごした仲間たちの再会から物語が動き始めます。多くの人に、似たような経験があり、それを笑いながら、でも、忘れていたことや見過ごしていたことに少し罪悪感を持ってしまったり、時間は過ぎてしまったけれど、その時起きていた事実を多くの人は知らなかったりもします。そんな事実を突きつけられた時、毎ステージ変わる素敵な俳優たちが、どう発話をし、リアクションをしていくのか? いまから稽古が楽しみで仕方ありません。ちなみに、僕も出るみたいです! 劇場でお待ちしております。
【あらすじ】
横浜市内で営業職をしているユーキチは、古ぼけたカラオケ喫茶に呼びだされていた。そこで待っていたのは野球部時代のウザい先輩・ヤベと、空気が読めないお坊ちゃん・しゅうまい。
ユーキチは彼らと共に、2カ月後に控えた野球部の同期「たもつん」の結婚式で余興を行うことになる。
ヤベとしゅうまいのペースに飲まれながら、ユーキチは余興の準備を進めていく。
徐々に心を開きあい、結束を深めていく3人。
彼らは事あるごとに、野球部時代の思い出話に花を咲かせるようになるが、それぞれの記憶には様々な食い違いがあって……。
<公演情報>
朗読劇『たもつん』
脚本:吉田恵里香
演出:今井隆文
出演(50音順):
落合モトキ、千葉雄大、土佐和成、八村倫太郎(WATWING)、浜野謙太、平埜生成、松岡広大、渡邊圭祐
全日程出演:渡邉美穂/今井隆文
2025年5月14日(水)~18日(日)
会場:東京・IMM THEATER
公式サイト:
https://tamotsun2025.com/