
脚本家・演出家の福原充則を中心に結成され、永福町駅屋上庭園、さっぽろ東急百貨店屋上、中富良野の畑のど真ん中などで野外公演を行ってきたスリーピルバーグスの最新作『スリーピルバーグス第2回野外公演inスタジアム!「リバーサイド名球会」』の配信が、2024年12月28日(土) よりスタートした。
豊岡演劇祭のディレクターズプログラムとして、2024年9月末に兵庫県豊岡市にある野球場・こうのとりスタジアムで上演された本作は、全3話からなる野外劇。


また第3話は舞台と客席が一塁側と三塁側に分かれつつ、芝居自体は同時に上演という独特のスタイル。さらに終盤はガチの野球の試合を行い、“ヒットを打つ・打たない”によってストーリーが分岐する。配信には、会場では1回の観劇では観ることが出来なかった一塁側と三塁側、両方の物語を完全収録。本編には収録されなかった“ヒットを打つ・打たない”の別バージョンなどの特典映像も見ることができる。配信期間は2025年1月4日(土) まで。


■福原充則 コメント
これは見てくれる方との勝負だと思ってます。“役者5人のみで野球場で野外劇”と聞いて、あなたが想像するアレやコレと、実際映像に映ってるアレやコレや車や星座や天使と、どっちが面白いか。……まぁ小さい劇団の予算内での話ですけどね(予防線)。しかし、その小さい劇団の思いつきが、様々な人を巻き込み、本番初日、最寄り駅から臨時シャトルバス3台でお客さんが球場にやってくる様子を見た時は、リアル・フィールド・オブ・ドリームス!と思いました。ご購入、お待ちしてます!
■八嶋智人 コメント
僕はあの夏の、あの野球を、あの芝居を、あの景色を、あの役者と観客とスタジアムと杜と鹿と虫と星と風と雨と花火とガソリンの匂いと豊岡の人と酒と肴を、一生忘れることはないだろう。その生々しい感触がライブ感たっぷりな配信で甦るだと! 福原充則が仕掛けた祝祭演劇をもう一度味わえる幸せを僕は噛み締めたい。
■平井まさあき(男性ブランコ) コメント
野外劇の野球劇です。野外劇なので著しく天候、環境に色々、左右されます。野球劇といってますが、こちとら本気野球をしています。我が故郷、豊岡のこうのとりスタジアムがハラハラドキドキワクワクの一大エンターテイメント空間へと変わった様を、ぜひ皆様映像でお楽しみいただきたいです。
■久保貫太郎 コメント
稽古の始まりはまだ暑い夏の頃でした。皆で野球場へ通った日々、あれこれ試行錯誤した稽古場、こうのとりスタジアムのあまりの美しさ、夜の闇、虫の声、前人未到、福原さんの野望と世界が始まる瞬間、上がるテンション、ズル剥けの腹、佐久間さんの燃えさかる執念、八嶋さんの雨をも振らせてしまう芝居、平井さんの掴みようのない面白さ、敬三くんの疾走と大爆発、スタッフさんの愛と献身、支援してくれた方々の想い、豊岡の仲間との友情、そして演劇の悦び。すべてがここに詰まっています。是非ご覧いただけたらうれしいです。
■永島敬三 コメント
出来上がった映像をひと足先に見させてもらって、本番中には気付けなかったこの公演の魅力を改めて沢山発見することができました。敢えてひとつだけ挙げさせてもらうと、配信チームの皆様の凄さがあります。
■佐久間麻由 コメント
たくさんの奇跡が詰まったこの映像を、どうやったらこの世界のたくさんの方に観てもらえるのか。考えても考えてもなんの答えも見つからないままです。お心とお力を添えてくださったみなさんのお陰で、小さな劇団では到底たどり着けないところまでこの作品はたどり着くことができました。みんなで創った奇跡を、ひとりでも多くの方に観ていただきたいんです。観てもらえたらうれしいですし、もし楽しんでもらえたなら、周りの方におすすめしてもらえたら尚うれしいです。
Photo:igaki photo studio
Photo courtesy:Toyooka Theater Festival
<配信情報>
スリーピルバーグス第2回野外公演inスタジアム!『リバーサイド名球会』
※豊岡演劇祭2024 ディレクターズプログラム
作・演出:福原充則
出演:八嶋智人 平井まさあき(男性ブランコ) 久保貫太郎 永島敬三 佐久間麻由
販売期間:2025年1月4日(土) 21:00まで
配信期間:2025年1月4日(土) 23:59まで
公式サイト:
https://www.3pielbergs.com