野木萌葱が作、黒岩亮が演出を手がける劇団青年座 第264回公演『鵺が疾る』(読み:ぬえがはしる)が、2026年2月15日(日) から23日(月・祝) まで東京・東京芸術劇場シアターウエストで上演される。
青年座における野木と黒岩のコンビによる作品は、豊田商事事件を題材に高齢者を狙った詐欺事件の加害者と被害者の関係から事件の本質をとらえた『崩れゆくセールスマン』、外交官・重光葵の視点から太平洋戦争開戦に至った経緯と謎に迫った『外交官』、旧ソビエト連邦のロケット開発責任者セルゲイ・コロリョフを軸に宇宙開発にかける科学者たちの矜持と苦悩を描いた『ズベズダ-荒野より宙へ-』が上演されてきた。
そして4作目となる今回は、1930年代後半に中国大陸で暗躍した里見甫と児玉誉士夫をモデルにしたふたりの実業家の活動を通して、陸軍と海軍の対立構造の中で繰り広げられた歴史の裏側を描く。陸軍からの依頼で阿片の密売ルート「里見機関」を組織し、莫大な裏金によって陸軍と満州国を裏で支えた里見甫と、海軍からの依頼で「児玉機関」を設立し大陸で戦略物資を調達して巨万の富を築いた児玉誉士夫。実際にはふたりが中国大陸で暗躍する時期は若干ずれているが、本作ではふたりの個性を対比させるために、同時期に上海の裏社会に存在した設定としている。
里見甫は、1931年の柳条湖事件をきっかけに関東軍が満州を占領すると、「満州国通信社」の設立に尽力し初代主幹兼主筆に就任。中国の地下組織との太い人脈と抜群の中国語力を見込まれ、陸軍参謀本部から上海での阿片売買を依頼されることになる。満州、熱河、中東などから密輸した阿片は、里見が実権を握る商社「宏済善堂」を通じて中国の犯罪組織に流れ売りさばかれた。阿片で得た莫大な裏金は、関東軍の戦費に充てられ、石原莞爾らが構想する満州国や汪兆銘の南京国民政府へと流れていった。
一方の児玉誉士夫は、1932年に国粋主義団体「急進愛国党」の一員として閣僚らの暗殺未遂事件により投獄される。出所後、思想運動から離れ中国に渡り、外務省情報部長の河相達夫の金銭援助を受けて中国国内を歩き回り、中国社会の表と裏を学び、あらゆる方面との人脈を築いた。
1937年に日中戦争が勃発すると、作戦計画において陸軍と海軍の意見の対立が激しくなる。陸軍は大陸部での戦いを重視し、満州国の建国や華北進出を進めることを主張した。一方の海軍は、軍需資源の確保を求めて南方への進出を主張した。不仲が露呈する陸軍と海軍。そこに外交による平和的解決を望む外務省が絡んでくる。この状況下で、それぞれの軍を後ろ盾にした里見甫と児玉誉士夫がどのような行動に出たのか……。混沌の上海を舞台にピカレスクロマンの雰囲気を持った、魔都上海で暗中飛躍した悪漢たちによる圧巻のドラマが繰り広げられる。里見甫をモデルとした但馬覚役を石母田史朗、児玉誉士夫がモデルの大磯和津巳役を山﨑秀樹が演じるほか、市橋恵、鹿野宗健、平尾仁、石井淳、桜木信介、清瀬ひかりが出演する。
<公演情報>
劇団青年座 第264回公演
『鵺が疾る』
作:野木萌葱
演出:黒岩亮
【キャスト】
但馬覚(里見甫):石母田史朗
由良英(里見の右腕):市橋恵
大磯和津巳(児玉誉士夫):山﨑秀樹
宝田純之介(児玉の右腕):鹿野宗健
瀬山豪太(山縣正郷・海軍):石井淳
中来真示(石原莞爾・陸軍):桜木信介
蔦巌(河相達夫・外務省):平尾仁
城谷冬子:清瀬ひかり
2026年2月15日(日)~23日(月・祝)
会場:東京・東京芸術劇場シアターウエスト
関連リンク
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2545741
公演ページ:
https://www.seinenza.com/information/detail/id=592

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