往年のスティーブ・マックィーンを思わせるブラッド・ピットがカッコイイ!映画『F1/エフワン』
イラストレーション:高松啓二

映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。



【水先案内人 高松啓二のおススメ】



デイトナ ナスカーレース場。

横になったソニー・ヘイズは、おもむろに起き上がり、レーシングカーに乗り込むと瞬く間にごぼう抜きしてしまう。レース後、旧友のルーベンから弱小F1チームに誘われるが……。



オープニングでレッド・ツェッペリンの名曲「胸いっぱいの愛を」が響き、ハードロックとスピードの融合に心つかまれる。カメラが小型化されたことでレーシングカーの接写が可能になり、とてつもない臨場感が生まれる。引っ張られるようなGまで感じられ、この体感感覚が本作の魅力である。



監督のジョセフ・コシンスキーは『トップガン マーヴェリック』のコックピットの感じを空から陸に置き換え、より進化させている。主演は優勝請負人のソニー役にブラッド・ピット。一匹狼で破天荒だけど腕は超一流という往年のスティーブ・マックィーンを思わせるカッコ良さがある。今年61歳にもかかわらずマッチョなヌードをやたらと見せつけるのは、ピットの自信のあらわれか?



ドラマはスポ根なみのシンプルな展開なのだが、結果的にはF1レーシングシーンを際立たせている。少しお金払ってでもIMAXでの映像体験がオススメ!



<作品情報>
『F1/エフワン』



公開中



公式サイト:
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