
岩田剛典が主演を務める映画『金髪』が、11月に公開される。
本作は、『決戦は日曜日』の坂下雄一郎がオリジナル脚本を執筆し、メガホンをとった作品。
公立中学校教諭の市川が担当するクラスの生徒数十人が、校則への抗議として髪を金色に染めて登校してきた。学校中が大騒ぎになるが、市川は、「子供じみた反抗」と生徒に説諭する。しかし、活動の発起人・板録に「なぜ髪を染めてはいけないのか」と問われても、「校則だから」としか答えることができない。また、市川は交際中の彼女・赤坂から「結婚についてどう考えているか」と問われるが、まだ大人になりきっていない市川はそんなこと考えたこともなかった。
「金髪事件」はネットニュースに取り上げられ、教育委員会や文科省、総理大臣まで動き出す騒動となり、それを毎日彼女に愚痴っていたら「あなたは子供じみている」と衝撃の説教をされ疎遠になり、市川は窮地に立たされる。そんな時、市川は板録から、ある作戦を提案され、手を組むことに。
岩田が本作で演じるのは、30歳の中学校教師・市川。彼は職場で年配の教師たちに囲まれ、“可愛がられる後輩キャラ”が板についてしまった“イタい”キャラクターとして描かれる。
意外にも教師役は本作が初めてだという岩田は本作について、「確かに他人に言われてみたらちょっとダサいよね、みっともないよね、大人げないよね、、みたいな日常あるあるのオンパレード。そんな絶妙に共感できる、若中年あるある描写が多くてきっと中高年の皆様には必ず刺さると思います。ぜひぜひ、全国のおじさん、おじさん予備軍の皆様に見て笑っていただきたいです」とコメント。
岩田のキャスティングについて坂下監督は、「金髪の生徒たちに負けないくらい個性的で独特なキャラクターである主人公のキャスティングには、パフォーマーだけではなくさまざまな活動をされている岩田さんにやっていただけたら作品の面白さがより深まるのでは、と思いオファーさせていただきました。想像以上でした」と手ごたえを明かしている。
併せて公開されたティザービジュアルでは、「これは、自分が“おじさん”になっていることに気が付かない“イタい”中学校教師が生徒の金髪デモに直面し“正しい中年”になる話しである」という説明文とともに、市川の困惑した表情が印象的に描かれている。
■主演:岩田剛典 コメント全文

日本特有の社会問題や固定観念を今までに無かったような切り口で皮肉と愚痴と笑いを交えて描く、新感覚の映画になりました。
普段から意識していないと自覚しないような、気にも留めずに流れて行きがちな発言や行動。
確かに他人に言われてみたらちょっとダサいよね、みっともないよね、大人げないよね、、みたいな日常あるあるのオンパレード。
そんな絶妙に共感できる、若中年あるある描写が多くてきっと中高年の皆様には必ず刺さると思います。ぜひぜひ、全国のおじさん、おじさん予備軍の皆様に見て笑っていただきたいです。共感しすぎて自分が嫌になっちゃう人もいるかも。
でもきっと劇場を出る時はちょっとスッキリして晴れやかな気持ちで劇場を後にしていただけます。
今まで演じた中で多分ダントツでみっともなくてダサい主人公を演じました。
是非。
■監督:坂下雄一郎 コメント全文

金髪にした中学生たちが集団で登校してくる。
校則がテーマの映画を考えているときに、海外で制服に関する校則に抗議するために男子生徒たちがスカートを履いて登校してきたというネットニュースを思い出し、これがもし日本を舞台にしたらと考えて、髪型の校則に抗議するために生徒たちが金髪に染めて登校してくるという物語の始まりを考えました。
ですがこの映画の主人公は金髪の生徒たちではなくそのクラスの担任教師です。
金髪の生徒たちに負けないくらい個性的で独特なキャラクターである主人公のキャスティングには、パフォーマーだけではなくさまざまな活動をされている岩田さんにやっていただけたら作品の面白さがより深まるのでは、と思いオファーさせていただきました。想像以上でした。引き受けていただいたこと本当に感謝しています。岩田さんが毒づき、うろたえ、さわやかぶるさまを確認するためにぜひ劇場でお楽しみください。
<作品情報>
『金髪』
2025年11月公開
公式サイト:
https://kinpatsumovie.com/
(C)2025 映画「金髪」製作委員会