
山本美月、栗山千明らが出演する『おとなになっても』が、Huluで独占配信中。本稿では、5月10日に配信された第4話の内容を紹介する。
原作は、講談社の漫画雑誌「Kiss」で2019年5月号から2023年10月号まで連載されていた志村貴子による同名漫画。小学校の先生をしている既婚者の大久保綾乃(山本)が、行きつけのダイニングバーで働く平山朱里(栗山)と出会ったことから突然始まった、ビターな大人の女性同士の恋愛を描く。4月26日から配信が開始されると、Huluデイリーランキング〈国内ドラマ部門〉において、2週連続第1位を獲得し、SNSを中心に反響を集めている。
第4話では、断ち切ったはずの関係が、恋の神様のいたずらによって再び動き出す様子が描かれる。綾乃への不毛な恋を断ち切ろうと、バーを辞めて連絡先も削除した朱里。朱里の行動を綾乃は自分が傷つけた結果なのだと受け取り、心に留めつつも変わらぬ日々を送っていた。
時は経ち、心機一転新しいアパートに引っ越してきた朱里は、ゴミ出しの際に偶然綾乃に出くわす。朱里はせっかく断ち切ったのにと思いつつも、心の内では「偶然会えたらラッキー。少しおしゃべりできたら一日ハッピー。そんな中学生みたいな関係もいいかな」「連絡先交換くらいは健全な関係だよね」と、後ろめたさもありながら綾乃への想いを再び募らせていく。
そんなある日、朱里は綾乃の夫である渉(濱正悟)と遭遇する。渉は朱里が目の前の家に引っ越してきたと知り、「ご近所同士よろしくお願いします」と気にしない素振りを見せるが、綾乃に対し「ご近所になればいつでも会えるねって示し合わせたとか?」と動揺をそのままに、厳しい言葉をぶつけてしまう。
そして、渉に誘われた大久保家の食事会に参加した朱里は、モノローグの中で綾乃のことを「好きな人」と表現する。朱里自身が場違いさも感じつつ、綾乃への恋心を自覚した切ない気持ちが、この一言に込められている。朱里はこの再び芽生えた複雑な感情に対し、どのように向き合っていくのか。綾乃と朱里、そして渉のほろ苦い関係性の行方に注目してほしい。
ドラマは全12話で構成され、毎週土曜日に最新話が更新される。
<作品情報>
Huluオリジナル『おとなになっても』
Huluで独占配信中(全12話)
公式サイト:
https://www.hulu.jp/static/otonaninattemo
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