ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」
ミュージカル『レベッカ』製作発表会見より、明日海りお、豊原江理佳、海宝直人、山田和也(演出)、朝月希和、霧矢大夢

ミュージカル『レベッカ』の製作発表会見が3月26日、都内で行われ、出演する海宝直人、豊原江理佳、朝月希和、明日海りお、霧矢大夢、演出の山田和也が出席した。同作は2026年5月から6月まで東京・シアタークリエで上演される。



イギリスの作家ダフネ・デュ・モーリアのゴシックロマンス小説を原作とした、サスペンスとロマンスが絡み合う重厚な作品。2008年にシアタークリエ・オープニングシリーズのミュージカル公演第1弾として上演され、約3カ月全日程完売のヒットを記録。2010年には東京・帝国劇場でも開幕し、2019年にはシアタークリエ開場10周年記念ラインナップの締めくくりとしても上演された人気作だ。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

製作発表会見では、新ビジュアルのアンベールも行われた

7年ぶり4度目の上演となる今回はキャストを一新。先妻のレベッカの死に関する秘密を隠すミステリアスなイギリスの上流紳士、マキシム・ド・ウィンターを演じる海宝は、「先輩方が生み出し、大切にしてきた作品に参加させていただき光栄。このキャストで、新しく作っていこうという思いに溢れています」と強い意気込みを語った。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

海宝直人

広大な屋敷“マンダレイ”を所有する上流紳士マキシムと、ヴァン・ホッパー夫人の付き人をしている「わたし」は、滞在するモンテカルロのホテルで出会う。マキシムは先妻レベッカの事故死の影を引きずる中、忘れていた心の安らぎを与えてくれた「わたし」を見初め、恋に落ちて結婚する。



マキシムの心境の変化が見せ場となっており、「作品と向き合いながら、マキシムが『わたし』に対して、どんなボールを投げられるか。マキシムの細やかな心情の変化が描かれているわけではないが、限られたシーンでエッジを立てて探っていきたい」と意気込む。また「冒頭はハッピーですが、その後の落差や、マキシムの変化も劇的に見せていかないといけない。楽曲はどれも素晴らしいが、かなりのエネルギーが必要な曲もあるので、しっかり表現できれば」と話していた。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

海宝直人

マキシムと出会い、妻として迎えられる「わたし」は、圧倒的な歌唱力を持ち、多方面で活躍する豊原と、宝塚歌劇団退団後も『シェルブールの雨傘』『王様と私』など舞台を中心に活動する朝月がダブルキャストで務める。



豊原は「今まで出演したどの作品よりも、お腹がキュっとなる思い。でも、やりがいを感じながら、お稽古させていただいているので、皆さんと切磋琢磨していきたい。決め過ぎず、いろいろトライしてみたい」と決意のコメント。演じる「わたし」については、「(レベッカに)嫉妬したり、不安になったり、でも真実が語られたとき、自分も強くなれる。とても共感しやすいので、お客様にも感情移入してもらえるキャラクターになれば」と語った。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

豊原江理佳

一方の朝月も「再演を待ち望んでいるファンの皆さんがいらっしゃると思うと、お役に向き合う責任感、緊張と不安が背中にずっしりある」と表情を引き締め、「お稽古が始まった今は、それ以上に前向きになれている」と意気込み。「マキシムさんと出会うことで、内面的に成長する部分が大きいキャラクター。感情に素直に、感じたままでに演じられたらいいのかなと思う」と話していた。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

朝月希和

“マンダレイ”を取り仕切る家政婦頭であり、物語のカギとなるダンヴァース夫人を、明日海と霧矢がダブルキャストで演じる。「強烈な圧を『わたし』に与える役柄。ダンヴァース夫人が怖くない『レベッカ』は『レベッカ』じゃないと思うので、強さと圧力を表現できれば。

一番の謎はレベッカの死の真相。お客様がいくらでも妄想できるように、ひとつのピースになれれば」(明日海)、「重要で強烈な存在感を放つお役。舞台上には登場しないレベッカに、みんなが影響され、振り回され、とりつかれていて、レベッカとの関係性が深かった夫人の行動と感情が大切になってくる。音楽がすごく物語とキャラクターを表現しているので、歌も頑張らないといけない」(霧矢)と闘志を燃やす。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

明日海りお
ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

霧矢大夢

過去にも『レベッカ』の演出を手掛けてきた山田は「再演だが、間隔も空いており、結果的に一(いち)から演出も変えているので、再演という感覚とは違う」といい、「海外で、シアタークリエのような小さな劇場で上演されることはなかったはず。豪華なセットではなく、お客様の頭の中で想像させる方法が、私たち日本の『レベッカ』の最大の特徴」だと説明。「新しい俳優の皆さんとご一緒するワクワクがあり、まったく新しい、温度が高めの『レベッカ』が生まれると思う」と期待を寄せた。



ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」

山田和也
ミュージカル『レベッカ』キャスト一新で7年ぶり上演、新マキシム役の海宝直人「新しく作っていこうという思いに溢れています」


取材・文・撮影:内田涼



<公演情報>
ミュージカル『レベッカ』



脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
原作:ダフネ・デュ・モーリア
翻訳・訳詞:竜真知子
演出:山田和也



【キャスト】
マキシム・ド・ウィンター:海宝直人
「わたし」:豊原江理佳/朝月希和(Wキャスト)
ジャック・ファヴェル:⽯井⼀彰
フランク・クロウリー:俵和也
ベン:吉⽥広⼤
ベアトリス:彩乃かなみ
ヴァン・ホッパー夫⼈:生田智子
ダンヴァース夫人:明日海りお/霧矢大夢(Wキャスト)

ジュリアン⼤佐:中⼭昇
ジャイルズ:港幸樹

天野朋⼦ 彩花まり 植⽊達也 岡崎⼤樹 奥⼭寛 ⾦⼦桃⼦
神⼭彬⼦ 吉良茉由⼦ 後藤晋彦 ⼩林⾵花 ⽥中秀哉 ⽶澤賢⼈

中嶋尚哉 渡辺七海(Swing)



【東京(シアタークリエ)公演】
2026年5月6日(水・休)~6月30日(火)
会場:シアタークリエ



【福岡公演】
2026年7月10日(金)~12日(日)
会場:博多座



【大阪公演】
2026年7月17日(金)~19日(日)
会場:梅田芸術劇場 シアタードラマシティ



【愛知公演】
2026年7月24日(金)~26日(日)
会場:御園座



【東京(シアター1010)公演】
2026年8月1日(土)・2日(日)
会場:シアター1010



関連リンク

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2666345(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2666345&afid=P66)



公式サイト:
https://www.tohostage.com/rebecca/

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