ウディ・ハレルソン「脚本も読まず、出演を決めた」映画『ラスト・ブレス』キャスト3ショットインタビュー
『ラスト・ブレス』NYプレミアより (左より)シム・リウ、フィン・コール、ウディ・ハレルソン (C)LB 2023 Limited

9月26日(金) に公開される映画『ラスト・ブレス』より、メインキャストの3ショットインタビューが公開された。



本作は、“地球上で最も危険を伴う職業”のひとつと呼ばれている飽和潜水士の実話を映画化した作品で、原作は本作の監督を務めるアレックス・パーキンソン監督が2019年に発表した同名のドキュメンタリー映画。

究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバルスリラーだ。



本作の主人公は、深海で命がけのミッションに挑む3人の“飽和潜水士”。面倒見のいいベテラン潜水士ダンカン役を『ゾンビランド』や『ヴェノム』のウディ・ハレルソン、ぶっきらぼうだがプロ意識の強いデイヴ役をMCU新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への出演が決定しているシム・リウ、若手潜水士のクリス役をフローレンス・ピューとの交際で話題の若手俳優フィン・コールがそれぞれ演じている。



インタビューでは、それぞれ1問ずつ質問が投げかけられた。まず最初に、本作への出演の経緯について聞かれたウディ・ハレルソンは、2023年の主演作『チャンピオンズ』のプロデューサー、ポール・ブルックスから『ラスト・ブレス』の原作を勧められたことがきっかけだと語る。ドキュメンタリーを観て、そのあまりの衝撃に「脚本も読まず、出演を決めた」ことを明かしたハレルソンだが、隣に座るシム・リウとフィン・コールからは、「彼はまだ脚本を読んでないよ」といじられる。



ウディ・ハレルソン「脚本も読まず、出演を決めた」映画『ラスト・ブレス』キャスト3ショットインタビュー

『ラスト・ブレス』メイキングカット

ハレルソンはリウ、コールとはかなり年齢差があるが、現場ではハレルソンが積極的にユーモアを交え話しかけていたようで、ふたりの父親のような存在となっていたそう。インタビュー映像からも3人の関係性の良さがうかがえる。



次の質問は、撮影前のトレーニングについて中堅のシム・リウに投げかけられた。リウとコールは、スタント無しで実際に水中に潜りながら撮影する必要があったため、撮影前に3~4週間かけて毎日潜水のトレーニングを受けたという。そのときの経験について「これまでのキャリアの中で最も印象的な経験だった」と熱弁。さらに、ダイビングインストラクターはジェームズ・キャメロン監督の『アビス』や『アバター』シリーズへの参加で知られるジョン・ガーランドが務めていることも明かした。



大作映画を支えてきたプロフェッショナルによって本物のダイバーと同じように訓練され、本作の深海描写は「現実に限りなく近い映像になっている」と語り、それは「俳優として、とてもやりがいがあることだった」と振り返った。



ウディ・ハレルソン「脚本も読まず、出演を決めた」映画『ラスト・ブレス』キャスト3ショットインタビュー

最後の質問は、それぞれが演じた役の本人と会ったときのことについて。本作の撮影現場には、ダンカン・オールコック、デイヴ・ユアサ、クリス・レモンズという本作の主人公たちのモデルとなった3人の飽和潜水士が訪れ、役者たちと意見を交わしたそう。そのときのことについて、クリスを演じたコールは「間違いなく演技の糧になった」と語る。



特にクリスは深海にひとり取り残されるという、誰もが経験したことのない体験をしている人物だ。そのため、コールにとって脚本に書かれていないクリス自身の人生経験を聞くことは、何よりも重要なアプローチだったようで、クリスとの会話は「映画の完成度にも影響している」と語っている。本作は迫力満点の深海描写だけでなく、登場人物たちのリアリティにも注目だ。



『ラスト・ブレス』オフィシャルインタビュー



<作品情報>
『ラスト・ブレス』



9月26日(金) 公開



公式サイト:
https://lastbreath.jp/



(C)LB 2023 Limited

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