阿部寛がパンツ一丁で真冬の崖落ちアクションに挑戦! 映画『俺ではない炎上』本編映像公開
(C)2025「俺ではない炎上」製作委員会 (C)浅倉秋成/双葉社

阿部寛が主演を務める映画『俺ではない炎上』の本編映像が公開された。



第36回山本周五郎賞候補にもなった浅倉秋成の小説を、山田篤宏監督が実写映画化した本作。

“大手企業のごく普通の営業部長”である山縣泰介(阿部)が、突如SNSで個人情報をさらされ、殺人犯として追われることになる逃亡劇を描く。



公開された映像では、山縣が逃亡の果てに行き着いた崖から降りていくシーンを見ることができる。身に覚えのないSNS炎上で日本中から追われることとなった山縣は逃げ場を失い、崖から降りることを決意する。着ていた服を脱ぎ、繋ぎ合わせて木に括り付けると、それを命綱にして慎重に崖を降りはじめる。パンツ1枚、ほぼ裸の状況に「何やってんだ、俺……」と呆れ返る山縣だが、その直後、服で繋いだ心もとない命綱はミシミシと音を立て始める……という場面が収められている。



阿部寛がパンツ一丁で真冬の崖落ちアクションに挑戦! 映画『俺ではない炎上』本編映像公開

この崖落ちシーンの撮影を振り返った阿部は、「あれは心細かったですね……(笑)。そういうシーンなのですが、パンツ一丁で気持ちも心細くなってしまって。崖から降りるのも初めてだったと思うので、“大丈夫かな”と思いながら挑みました。しかも寒くて体もガチガチだったので、“もし落ちたら大変だな”と震えながら、降りていました」と、自身にとって初挑戦となる崖からの落下アクションに加え、真冬にパンツ一丁という過酷な状況であったことを明かした。



さらに「そんな追い込まれた人間が最後にする表現としては、非常に面白いな。と思って、真面目に演じました」と、役作りへのプロ意識をのぞかせている。引き締まった肉体美について触れられると、「普段からジムには行っているんですが、撮影の日は寒すぎて硬直していた記憶があります。

それで余計に引き締まって見えていたのかもしれませんね(笑)」と謙虚にコメントを寄せた。



阿部によれば、「(命綱が切れて)後ろから落ちていくシーンは初挑戦でしたが、一発OKだったかな。あとは、“誰だか分からない多数”に追われる・狙われること、どこから何が出てくるか分からない恐怖は初めてでした。泰介は死体を見る前に追われてしまうので、余計なことを考えずただ逃げることに徹することができた」と、役柄からくる演技への新しい発見があったことも明かしている。



匿名の群衆がSNS上でこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけ回される、まさに“炎上”の渦中にいる山縣を演じた阿部は、「笑わせようとしてはダメだと思うんです。お客さん自身が見て笑う・泣く、自分は真剣にただ演じるだけ」と役作りへのこだわりについてコメントした。



映画『俺ではない炎上』本編映像



<作品情報>
『俺ではない炎上』



9月26日(金)公開



公式サイト:
https://movies.shochiku.co.jp/oredehanai-enjo



(C)2025「俺ではない炎上」製作委員会 (C)浅倉秋成/双葉社

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