
映画『シンパシー・フォー・ザ・デビル』より、30年以上にわたり主演のニコラス・ケイジの声優を務めてきた大塚明夫よる吹替バージョン・スペシャル予告が公開された。
本作は近年、A24とアリ・アスターがタッグを組んだ『ドリーム・シナリオ』(公開中)、全米スマッシュヒットを飛ばしたサイコホラー『ロングレッグス』(3月14日公開)と、新たな絶頂期まっただ中にあるケイジがプロデューサーを兼任し、持ち前の“怪優”ぶりを全編フルスロットルで発揮した最新作だ。
「今すぐ車を出そう」「ドラ~~~イブ」前置きなし、のっけから狂気全開のセリフでスタートし、「ア~~~~~」「だからなんだ!」「言ったよな!」と、もはや叫びから沸点がいきなり上がるシーンや、締めの「この、、クソやろう」まで、大塚明夫によるお馴染みの声が流れる予告が映し出され、大塚本人も思わず「こんなカロリー高いの久しぶり」とこぼす狂気のスペシャル予告となっている。なお、本作の劇場公開は日本語字幕版のみとなっている。
併せて、大塚がニコラス・ケイジと本作の魅力を存分に語るスペシャルインタビューも到着。初めてケイジの声優をつとめた1984年『コットンクラブ』から数々の作品の中で、いままで印象に残っている作品については、ケイジとショーン・コネリーが共演したアクション大作『ザ・ロック』を挙げた。一番大変だった作品については、ケイジが双子を演じたスパイク・ジョーンズ監督の異色作『アダプテーション』を挙げ、「全編の3分の2はひとりでしゃべっていた」と思い出を語る。
さらに、これまで様々なケイジの役柄を務めてきた中で思い出す面白かったセリフについては、『オレの獲物はビンラディン』で飛び出したまさかの爆笑セリフをあげた。
そして、最新作となる『シンパシー・フォー・ザ・デビル』については、まず本作のケイジについて「ニコラス・ケイジという俳優のポテンシャル、スペックの高さを感じた」「61歳にして若者に引けを取らないアクションも見せ、ニコラス健在と感じた」と絶賛。演じた役柄については「彼がこれまで演じてきた役の中でもっとも狂暴」「あとがない、追い詰められた感は今回がピカイチ」と語る。
さらに踏み込んで、何をしでかすかわからない迫力はどこから?と聞かれると、「顔でしょうね」と持論を一言。続けて「ドキドキ、怖さ、アクション、息詰まるとはこのこと」とアクションスリラーとしての魅力を語り、最後に「最も狂暴なニコラスをお楽しみください」とケイジへのリスペクトに満ちたインタビューを締めくくった。
『シンパシー・フォー・ザ・デビル』大塚明夫吹替ver.スペシャル予告&特別インタビュー
<作品情報>
『シンパシー・フォー・ザ・デビル』
2月28日(金) 公開
公式サイト:
https://sympathy-devil.jp
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