映画『おーい、応為』長澤まさみ演じる北斎の娘が生きた「江戸の暮らし」を写した新カット公開
『おーい、応為』 (C)2025「おーい、応為」製作委員会

長澤まさみの主演最新作『おーい、応為』より、新たな場面写真が公開された。



本作は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師で葛飾北斎の三女・葛飾応為の知られざる物語を、『日日是好日』『星の子』などで人間の奥行きを繊細に描いてきた大森立嗣が監督・脚本を手がけ、長澤まさみを主演に迎え映画化。

共演に、応為の父・葛飾北斎役で永瀬正敏、応為の気心知れた友人・善次郎(渓斎英泉)役でKing & Princeの髙橋海人が出演。そのほか、応為を取り巻く人物で大谷亮平篠井英介奥野瑛太寺島しのぶら実力派キャスト陣が集結した。



公開されたのは、天才絵師として知られる応為と北斎親子のごく普通の日常を切り取った3点の新カット。本作では、絵師としての華やかな姿だけでなく、応為たちの生き様を通して江戸の暮らしぶりが垣間見える場面も見どころのひとつ。今回はその中から、銭湯や歯磨き、引っ越しなど、現代人にもなじみ深い生活シーンを切り取った写真が公開された。



映画『おーい、応為』長澤まさみ演じる北斎の娘が生きた「江戸の暮らし」を写した新カット公開

料金表に「大人八文」と記された銭湯ののれんの前に立つ応為。一文は現代で約20円から30円に相当すると言われ、庶民の憩いの場として賑わった当時の雰囲気を感じさせる。さらに、北斎と並んで屋外で歯磨きをする親子の姿も。当時は塩や木の枝を使って歯を磨いていたとされ、素朴ながら生活感あふれる一幕となっている。



そして、本作では引っ越しの場面も何度か描かれる。これは整理整頓が苦手で散らかし放題だった北斎が、生涯で90回以上も引っ越しを繰り返したという逸話に基づくもの。荷物を大八車(だいはちぐるま)に積み込み、応為と北斎、そして愛犬サクラまでもが一緒に移動する姿が写し出されている。

時代劇だが、現代へとつながる人々の日常が垣間見える、大森監督らしい生活の一部を描いた演出も見どころだ。



映画『おーい、応為』長澤まさみ演じる北斎の娘が生きた「江戸の暮らし」を写した新カット公開

<作品情報>
『おーい、応為』



10月17日(金)公開



公式サイト:
https://oioui.com



(C)2025「おーい、応為」製作委員会

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