【別府競輪(モーニング)FⅡ】二つのきっかけを力に変えた近藤雄太が決勝戦の一発候補


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 ハイライトの最終日7R決勝は、同県コンビが三つ。愛媛勢は火島裕輝が森本桂太郎を引っ張る可能性があり、福井勢は内山慧大が高校の先輩・高田修汰に任されたことで発進することも十分に考えられる。
二つのラインでやり合えば、立花成泰と岡山タッグを組む近藤雄太(26)=121期=にも一発のチャンスがありそうだ。

 近藤はA級下位でくすぶっていたが、人とのつながりで上昇のきっかけをつかんだ。昨年10月の青森で、同時あっせんだった同県の先輩の月森亮輔に「練習やろうや~」と声をかけられ、グループ長の隅田洋介から熱血指導を受けることに。「やっぱりS級トップの人は違いますね。自分では正解が出ていたセッティングをさらに良くしてくれたんですよ」。厳しいトレーニングと相まって今期序盤から一気に成績がアップした。

 もう一つのきっかけは「家族のためにも頑張らんといけません」。来月に子どもが生まれるそうで、責任感がさらに増す上に、より大きな発奮材料になる。「競輪は一人じゃできないですね」。先輩に支えられ、家族を引っ張る。レース以外も競輪は〝ライン〟でつながっている。▼7Rは「昔は得意だった」という捲りで立花とワンツーだ。
4-1-57。

 ▼2R(興呂木雄治)点数に余裕がなく大叩きできない現状だが、本来は追い上げからタテ攻撃まで器用にこなすファイター。先手有力な中村泰輔の3番手が手に入れば、捲り気味に突き抜けるかも。2-34-134。

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【別府競輪(モーニング)FⅡ】二つのきっかけを力に変えた近藤雄太が決勝戦の一発候補

最終日7R決勝は、浮上のきっかけをつかんだ近藤雄太も侮れない
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