
談笑するも初日9R特選はお互い自力勝負で別線の北津留翼(左)、山田庸平(右)
先輩記者・野口「9Rは初日特選。出場選手の中で直近4カ月の競走得点上位7人が出走するんだ。
若手記者・造田「優勝するには初日から好成績が必要な予選の選手たちとは違いますね。ここは九州勢が4人いますが、福岡勢と西九州勢に分かれて別線。西九州2車、福岡2車、愛知2車、東京1車で3分戦」
野口「本命は点数トップで地元の①山田だね。4月にあった当地の開設記念を4戦全勝で優勝したよ」
造田「でも4日間とも番手回り(前を任せる自力選手を風よけに活用できるので有利)でしたよ」
野口「前回の名古屋GⅠ日本選手権の最終日に自力で白星を挙げている。だから問題ないと思う。マークする④井上は過去に輪界最高峰のレース『KEIRINグランプリ』を勝っている実力者。しっかりと続くとみて、西九州ワンツーの①-④が中心だね」
造田「別線はどうでしょう。どの選手も優勝候補で強力ですよ」
野口「⑦北津留は直前の平塚GⅢで好走していて、その前の日本選手権でも1着を挙げている。40歳だけどスピードが強烈で侮れない。⑤園田はその北津留との連係実績が豊富で、差し脚が鋭いのが特徴。武雄は直線が長いから、北津留がレースの主導権を握れば、園田が食い込んでの①-⑤は考えられる」
造田「③纐纈(こうけつ)は昨年、GⅡヤンググランプリを勝っている新星。ただ、2場所続けて落車しているし、この相手では厳しそう」
野口「一発がありそうなのは②鈴木かな。
造田「鈴木も北津留も強いですよね。山田が不発に終わる可能性もありそう」
野口「高配当決着の期待で、②⑤⑦のボックスも押さえたいね」