【武雄競輪(ミッドナイト)GⅢ】思わずガッツポーズした木村皆斗「我慢したつもりが…」決勝も拳を上げるか


【記者コラム・造田大の大勝負】

 木村皆斗(23)=茨城・119期・S2=が連続完全Vを目指す。準決8Rは初日4Rに続く圧巻の逃走劇。
雨が降りしきる中、上がりタイムは11秒5と優秀で、マークした大矢崇弘は「自分が最近付いた中では一番強い。レベルが違う感じ」と舌を巻いた。

 ゴール直後には小さくガッツポーズ。「決勝に取っておくつもりだったけど…。我慢したつもりが…(笑)」。それもそのはず。昨年は誘導員早期追い抜きの失態を犯すなど苦しい1年を過ごした。「失ったものが大き過ぎた。それを取り返さないといけない」。必死だからこそ行動に出てしまったのだろう。

 GⅢVとなれば、レースを走れなかった昨年のうっぷんが少しは晴れるはず。3連続完全Vによる特進でS級返り咲きを決めた2月佐世保のレースでは、天高く拳を上げた。
最終日の9R決勝では、その再現を見たい。

 ▼9R(木村皆斗) 九州4車連係を力で制圧。2場所前の最終日からの7連勝を決めて優勝だ。7-123-123。

 ▼4R(鷲田佳史) 22日が42歳の誕生日。中西大マークからバースデー勝利を挙げる。4-15-125。


【武雄競輪(ミッドナイト)GⅢ】思わずガッツポーズした木村皆斗「我慢したつもりが…」決勝も拳を上げるか

連勝で勝ち上がった木村皆斗


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