
優勝のゴールへ飛び込む山田庸平(1、白)。2着は井上昌己(3、赤)、3着は北津留翼(4、青)
武雄競輪で行われた3日制のミッドナイトGⅢ「日本名輪会カップ オッズパーク杯」は最終日の22日、9Rで決勝を行い、九州4車の3番手を回った地元佐賀の山田庸平(37)=94期・S1=が追い込んで1着。
2着は山田後位の井上昌己、3着は阿部将大マークから終1角で抜け出した北津留翼だった。
山田のGⅢ制覇は6回目で、優勝賞金320万円と副賞のギフト券200万円分を手にした。3日間の総売上額は25億5187万4400円(目標27億円)だった。
着
車
選手名
年
府県
期別
着差
決手
HB
備考
1
1
山田 庸平
37
佐 賀
94
差し
2
3
井上 昌己
45
長 崎
86
1/2身
マーク
3
4
北津留 翼
40
福 岡
90
1 輪
B
4
2
纐纈 洸翔
22
愛 知
121
2 身
5
7
木村 皆斗
23
茨 城
119
7 身
6
5
大矢 崇弘
34
東 京
107
1身1/2
7
6
阿部 将大
28
大 分
117
大差
H
3連単 760円(2番人気)

地元のミッドナイトGⅢを制して、九州勢に胴上げされる山田庸平
■ヒーロー
山田が地元エースの貫禄を見せた。4月の開設記念に続くV。昨年3月も万博協賛GⅢで地元V。この1年ちょっとで武雄GⅢのV数が3回にもなった。
4車並んだ九州の仲間に感謝した。「本当にラインのおかげです。みんなが役割を果たして最高の結果で良かった」と口元を緩めた。自ら1番車を生かしてSを取り、先頭の阿部将大が木村皆斗に合わせ切って突っ張り先行。
ただ、ミッドナイトに戸惑いもあった一節間。ミッドはA級時代の2014年9月、青森で走ったのが最後。10年以上前のことに、「初日も2日目もきつかった。でも日に日に調整できた」。その対応力も見事だった。
戦いは続く。「賞金を上積みできた。でも最近はGⅠでは結果を残せていない」と油断はない。来月にはGⅠ高松宮記念杯がある。
■武雄競輪 ニュース一覧

地元のミッドナイトGⅢを制して優勝カップを手にする山田庸平