【競輪】アイドルレーサー日野未来が引退発表 初勝利の地・岸和田でのパールカップがラストラン
 ガールズケイリンのトップレーサーで、アイドル的な人気を誇る日野未来(32)=奈良・114期=が20日、引退を表明した。報道関係へのリリースで発表した。


 日野は大分市出身。グラビアアイドルから転身した異色の経歴でも話題となった。日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)では、女子では史上4人目のゴールデンキャップを獲得。2018年7月に奈良競輪場でデビューした(3、7、3着)。

 デビュー後しばらくはけがなどで大きな活躍はなかったが、21年12月に岐阜で初優勝(1、1、1着)を飾るなど開花。22年8月には西武園でのガールズケイリンコレクション・ガールズドリームで特別戦初出場。昨年8月、平塚での女子オールスター競輪では初日2着、2日目3着で勝ち上がり、決勝でも3着に入った。

 通算成績は570走で154勝、優勝20回。23年、岸和田で行われたガールズ初のGⅠ「第1回パールカップ」に出場するなど、GⅠ出場は6回。19日が最終日だった岸和田競輪のGⅠ「第3回パールカップ」(7、3、2着)がラストランとなった。

 明るい笑顔と親しみやすい性格で、ファンからは「みいちゅん」の愛称で親しまれた。実力が開花した後オールスターファン投票は上位の常連。
今年のGⅠ「第1回女子オールスター競輪」の中間発表でも4位にランクインしていた。

 帯広ばんえい競馬など公営競技をたしなみ、SNSで発信。競輪ファン以外からも愛された。

 ホームバンクは奈良で、師匠は佐藤成人(71期)。165.3センチ、65キロ、O型。

<関連>【競輪】ガールズケイリン日野未来の引退発表リリース全文



<過去記事と写真>【松戸競輪GⅠオールガールズクラシック】日野未来「心の地元」でGⅠ津1着


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19日、パールカップを走り終えて自転車を片付ける日野未来
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