
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
岸和田での宮杯開催は5年連続。古性優作は3大会連続決勝進出中で、そのうち2回優勝している。
もちろん地元エースとして別格の活躍だが〝浪速の仕事人〟南修二(43)=大阪・88期・S1=も大会との相性はいい。
GⅠで初めて決勝に乗ったのは2009年のこの大会。その翌年までこの大会はすべて大津びわこで行われた。
岸和田で初めて宮杯が行われたのは13年。Vの成田和也をはじめ北日本が3着までを独占したが、南は決勝4着に入っている。当地での昨年大会もそれ以来の決勝で5着。これまでGⅠ決勝は9回走ったが、そのうち3回が宮杯だ。
「GⅠに向けて仕上げるようにはしていますが、どの大会も同じような感じ。宮杯だからとか、地元だからとかいうのはないですね」と強く意識はしていない。「それでも応援は力になりますね」。地元の声援が活躍の材料のようだ。
4日目の二次予選9Rは寺崎浩平をマーク。
打鐘前先行のその動きを「抜群でした」と表現した。真後ろから捲ってきた皿屋豊を「止めんでも止まるかなと思ったけど、安全策で」と終3角でひと仕事。ブロックした後、寺崎を差してワンツーを決めた。
準決は脇本雄太を追走する。決勝に進む権利は実質2着まで。「感触はいいと思う」と仕上がっている。2年連続の決勝進出を狙う。
▼9R(南修二) 脇本を好追して差し切れば高配当。4―2―全、4―379―2。
▼7R(道場晃規) 取鳥雄吾と佐々木悠葵のもがき合いがあるかも。捲って攻める道場が今節2勝目。8―125―1259、8―5―6。
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準決9R、脇本雄太マークから決勝を狙う南修二
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