
【記者コラム・造田大の大勝負】
浅見昌克(55)=埼玉・72期=が〝1対5〟の戦いを制した。1号艇で迎えた2日目3R、2号艇には伸びの調整で定評のある菅章哉が構える。
菅はチルトを1.5度にハネて、2カド進入とまくる気満々。逃げに持ち込むのは厳しい状況だったが、「自分のタイミングでいかに全速Sで行けるかどうか」とSに集中。結果、菅がコンマ20に対して、浅見はコンマ13のSタイミング。スリット先行から先マイして逃げ切った。
Sタイミングも大きかったが、勝因はペラ調整をしたこと。「叩くつもりはなかったけど、朝に新聞を見て隣にすごい奴(菅)がいるなと思って、叩く気持ちになりましたよ。新ペラの時にいつも叩いている形にして、行き足が良くなった。叩いて正解」。Sの足が改善したことが、勝利につながった。
この1着で得点率は6.67に上昇し、予選突破を果たした。「誰かからか『Youtube』に出ますよ」と言われたよ」と最後まで上機嫌だった。
▼11R(浅見昌克) 「足はそこまで悪くない」とまずまずの仕上がり。
3枠の山本寛久が仕掛けていきそうで、まくり差しのスペースは空くはず。展開を突いて優出へ。13-5-1234。
▼10R(中辻崇人) 田頭実の前付けが濃厚で外枠でもチャンス。「S行けば楽しみな足。チルト1.5ならば、今よりも少し伸びる」。大外一撃はありそうだ。6-124-124。
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2日目3Rをインから押し切った浅見昌克
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