
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。

人気を集める1号艇の奈須啓太は12.7%と一桁台ではないので勝負弱くはありませんが、勝負強いとまでは言えない数字。295優出で28.1%の平田忠則に、13優出とサンプル数は少なめながら38.5%と強烈な数値を持つ庄司樹良々がいるので、波乱の要素は十分と考えられます。

そこで、今度はイン以外のVの割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。ここでも平田、庄司に永井彪也が目安となる30%オーバーで、特に庄司は60.0%と通算V率に続いてトップの数字。両者を合わせて考えれば、好配の使者は庄司ということになりそうです。
ですが、気になる選手が一人います。それは大阪の大型ルーキー佃來紀。132期の養成所時代に7点勝率をマークした逸材で、今節の豪快なレースぶりを見ても将来性は計り知れません。数値は通算V率もイン以外のV率も0%ですが、今回が初優出なので当然のこと。可能性は0%ではなく〝∞(無限大)〟と捉えた方が正解です。0%だからこそ狙いたくなる存在と言えるでしょう。
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