
【記者コラム・造田大の大勝負】
大村では今節からチルトが3度まで解禁された。2日目まではチルト最大で走る選手は現れなかったが、近藤稔也(54)=徳島・66期・B1=が3日目、1Rと6Rの2走をチルト3で走った。
近藤は、チルト3の使い手として有名な菅章哉(37)=徳島・105期・A1=の師匠。だからと言って、チルト3で走ることはあまりない選手だが、「何でも最初がええからなあ。菅が(その最初を)できないんだったら、俺が代わりにやってあげたい。調整の報告とかもしたいし」と節間中のチルトマックスを示唆していた中、3日目にその瞬間が訪れた。
「チルト3は伸びるね。収穫もあった」。S展示からグイグイと伸びており、展示タイムも一番時計をマークした。「菅は俺のことを師匠と言ってくれるから、あいつのためにも俺も体を張ってやれることはやってあげたい」。2走ともまくり一撃とはならなかったが、表情は実にすがすがしかった。
▼6R(近藤稔也) 最終日は「調整を元に戻す」とのことだが、元々エンジン素性がいい。元の調整でも足は抜群で、3枠ならばアタマは十分。3-156-156。
▼11R(森晋太郎) 1枠の石橋道友はF持ち。S罰則の強化で早いSは難しく、伸び◎の森のジカまくりは狙える。2-34-345。
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まな弟子への調整の報告も兼ねてチルト3にチャレンジした近藤稔也