
2着は寺崎後位の古性優作。3着は古性をマークした南修二で、近畿勢で確定板を独占した。
6日間の総売上額は159億4604万8300円で、目標の140億円を大きく上回った。
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オールスター 決勝の賞金表
ゴール後、健闘をたたえ合う寺崎浩平(中央、オレンジ)と脇本雄太(右、紫)
■ヒーロー
寺崎が勝負強さを見せた。「最初で最後のチャンスだと思った。これで取れないなら一生取れないという心構えで臨んだ」。近畿4車の結束と、持ち前の自力パワーで、一番星に輝いた。
「脇本さんとの連結を離さないことだけ考えた。打鐘からピッチが上がって、別線が来るようなペースではなかった」と振り返るように、同県の先輩の猛烈な逃げを体感。「後ろを固めてくださっている古性さん、南さんがいる。行けるところから行こうと思った」。
そして終BS、タイトルへのスパート開始。「バック線でさすがに脇本さんが鈍った。吉田君、太田君の捲りにのみ込まれないよう、ラインで決まるように走った」と番手捲り。「4角から直線は長かった」と振り返ったが、それはここまでの道のりの長さに比べれば一瞬だ。
初の早期卒業生としてデビュー。注目されたが、GⅠ準決の壁を越えられない時期が続いた。
ただ、昨年10月の寬仁親王牌でその壁を越えると、とんとん拍子。そこからはビッグ8大会で6度の決勝進出。先輩たちのビッグVに貢献することも増えた。
そして自分の番。「しっかり近畿の先頭でやってきたことが実を結んだ。このチャンスをものにできた」と感慨深げ。
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オールスター競輪で優勝し、優勝旗を掲げる寺崎浩平