蒲郡70周年記念を制し記念のメダルを手にする平本真之
蒲郡ボートのGⅠ開設70周年記念「オールジャパン竹島特別」は最終日の10日、12Rで優勝戦が争われ、1号艇の平本真之(41)=愛知・96期・A1=が逃げ切って優勝を飾った。平本のGⅠ優勝は通算5度目で、蒲郡周年は2021年6月の66周年以来2度目。
◆蒲郡12R優勝
着
枠
選 手 名
年
支部
期別
コース
ST
今節成績
1
1
平本 真之
41
愛知
96
1
12
1222231
2
2
深谷 知博
37
静岡
103
2
16
1322321
3
3
末永 和也
26
佐賀
124
3
19
2111431
4
6
瓜生 正義
49
福岡
76
6
14
6242232
5
5
井口 佳典
48
三重
85
5
15
3425212
6
4
高橋 竜矢
27
広島
121
4
15
211442
3連単 680円(1番人気)
決まり手=逃げ
■ヒーロー
執念の走りで優勝をつかみ取った。「3段階で疲れた」と振り返る優勝戦の本番は枠なり3対3。平本は全体トップのコンマ12のSを叩き込み先マイから独走態勢を築くかに思われたが、BSでは2号艇の深谷が猛追。艇が並ぶ寸前まで迫られた。それでも2Mまでに抑え込んで再び先マイ。今度こそセーフティーリードを得たはずだったが、「2周2Mは出口を締めて回ろうとしたら失敗した。抜かれたと思った」。再び深谷の接近を許したものの、ここでも気迫で先頭を守り抜きVゴールを駆け抜けた。
初日はメインのゴールデンレーサードリームの1号艇に選出。「モチベーションにつながった」と今節に向けて最高の発奮材料になった。
これで、来年3月の当地クラシックの切符もゲット。「(蒲郡に選出してもらった)メモリアルではFを切ってしまって申し訳なかった。少しは恩を返せたかな」。地元の顔役が名誉挽回したことで、さらに胸をなで下ろした。
賞金ランクは16位まで上昇。グランプリ出場への望みもつないだ。ただ、その年末決戦まではSGの出場はゼロ。それでも「次の江戸川GⅡ、浜名湖GⅠと全力で狙いに行くという思いになりました」。3年連続の出場へ闘志に火が付いたゴールデンレーサーはグランプリ出場へ〝ラストスパート〟をかける。(古賀正史)
3周1Mを先頭でターンする平本真之