
4日目前半5Rに2コースまくりを決めた川上剛
あと一歩だった。川上剛(44)=福岡・91期・A2=は予選ラストの12Rで不利枠を克服できずに4着。
ただ機力には手応え十分。準優好枠取りに失敗したとはいえ、得点率1、2位の仲谷颯仁、石川真二と並ぶ節間4勝をマークしたパワーは本物だ。「出足系で伸びも普通より上。乗りやすさもあるので満足。上位グループの一角に入っています」。実戦足の良さには太鼓判で、準優でやり返すだけのパワーは備わっている。
今年は西山貴浩がSG初Vを飾り、今節同時参戦の仲谷もSG初優出(8月メモリアル5着)とまな弟子たちが大活躍。師匠としても大きな刺激を受けている。「貴浩も颯仁も本当にすごい。
今節は福岡支部の支部長として、来月に当地で開催されるSGチャレンジカップに向けてレース終了後に競走会や施行者と運営面での打ち合わせなどの仕事もこなしている。多忙を極めているが、ここからはレーサーとしての本分の見せどころだ。「十分に勝負できる足なので、優勝を狙いますよ」。10年ぶりの当地Vを狙うためにも、まずはまな弟子仲谷との同時優出を決める。(森 大輔)