
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
A級準決3Rは、1番人気に支持された小柳智徳(27)=長崎・123期・A1=が鐘4角からの一気捲りで制した。「(中原航大と吉田晏生で)もがき合いになることも想定して前を取ったけど、そうならなかったからすぐに行きました」と仕掛けの判断を振り返ると、「中原さんに合わされそうになったけど、まだ脚に余裕があったので2角の下りを使って伸びました」と勝負どころの攻防を説明した。
前回は腰痛で欠場したが、先月2場所目の地元戦(3、1、決勝1着)から換えたクランクが的中。「練習でタイムが出るようになったし、今回はその成果が少しは出せましたね」と特選スタートからの連勝に胸を張ると「決勝も力を出せるように」と、単騎で臨む一戦に向けて気合を高めていた。▼決勝11Rは単騎5人。1番車なら初手で後方になるリスクは低く、一発逆転Vの可能性も十分にある。1-2347-2347。
▼8R(室井蓮太朗)予選を突っ張り先行で制すと、準決は2段駆けもあり得た九州勢を鐘4角スパートで粉砕した。動きは抜群で、木村隆弘とのワンツー決着もあるぞ。5-2-34。
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A級決勝11Rはクランクを換えて好調な小柳智徳が波乱を起こすか