【別府競輪(ナイター)GⅢ】石井寛子は落車続きで「人間としての体じゃなくなった。温かく見守って」


【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】

 昨年末のGP女王の石井寛子(39)=東京・104期=が、復帰戦に臨む。8月21日の取手で落車。
約2カ月ぶりの実戦となる。

 「6月のパールカップの落車で左の肩鎖関節を脱臼。3本の靱帯(じんたい)が全部断裂しました。8月の取手では右肩鎖関節。こちらも3本、全部断裂」。肩を支える3本の靱帯を両方、6本断裂した。

 「あまりの痛さに再乗できなかった。すぐ手術しました」。パールカップでは、ゴール前で落車したほかの選手を気遣う優しさを見せていたが、取手ではそれもできない痛みだった。

 「人間としての体じゃなくなった。その中で練習しているのでパーフェクトではない」と寂しそう。「温かく見守ってくれたらいいなと思う」。
昨年の同時期の当地4日制で完全Vを果たした。ここでの復帰を選んだが、まだ復調への道は険しそうだ。

 ▼2R(熊谷芽緯) 石井の体はボロボロだが、ある程度は人気を吸ってしまう。マーク巧者の石井を振り払って熊谷が駆け抜ける。6-4=1235、4-6-13。

 ▼8R(尾方祐仁) 今期からS級で、GⅢを2度経験。そのいずれでも1着を取っている。5-123-1239、5-2-8。

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今節が復帰戦となる昨年のGP女王・石井寛子
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