【ボートレース江戸川・GⅡMB大賞】石渡鉄兵が大会初制覇 賞金ランク25位に浮上
◆江戸川12R優勝




 選 手 名

支部
期別
コース
ST
今節成績


1
1
 石渡 鉄兵
50
東京
74
1
13
11134131


2
5
 坪井 康晴
48
静岡
82
5
18
3421142


3
6
 馬場 剛
33
東京
112
6
18
2255312


4
2
 片岡 雅裕
39
香川
101
2
16
2152211


5
4
 佐藤 隆太郎
31
東京
115
4
24
5131232


6
3
 佐藤 大佑
35
東京
106
3
15
6241121


 
3連単 6090円(20番人気)
決まり手=逃げ




 江戸川ボートの「江戸川634杯 モーターボート大賞」は最終日の19日、12Rで優勝戦があり、1号艇の石渡鉄兵(50)=東京・74期・A1=がインからコンマ13のトップSで逃げを決め、待望の大会初制覇を達成。賞金500万円を獲得し、同ランクは37位から25位に浮上した。
2着は2周1Mで冷静なさばきで抜け出した坪井康晴、粘り強く追いかけた馬場剛が3着に入った。1Mでまくって見せ場をつくった佐藤大佑だったが、2Mで舟が浮いてしまい6着に敗れた。

■ヒーロー

 エンジン抽選を終えた時点でこの優勝は決まっていたのかもしれない。地元総大将〝江戸川鉄兵〟とエース69号機が強力タッグ。選手とエンジンの江戸川ダブルエースが見事にマッチし、予選トップ通過から準優、優勝戦と逃げ切る王道V。「いい調整ができて、だいぶ出せていたと思う。完璧です」と胸を張る。

 レースは、佐藤大の気迫のまくりが一瞬届きそうになるが、バックで伸び返した石渡が2Mを力強く先マイ。絶対に負けられない執念がそこにはあった。当地戦は正月、ゴールデンウイーク、お盆開催と周年記念、関東地区選を優勝していたが、このMB大賞だけは手が届かなかった。「江戸川ではこのタイトルだけ残っていたので本当に欲しかった」と安堵(あんど)の表情を見せる。

 開催前は今期勝率がA1級ボーダー上の6.16だったが、5日目終了時点で6.37まで大幅アップ。
「(勝率は)気にしてましたよ。点数的にちょっと余裕ができましたね」と満面の笑みを浮かべた。

 これで江戸川は84優出26Vと戦績は歴代トップを独走中。50歳を過ぎても記録を塗り替え続ける江戸川のレジェンドは「一走一走を思い切って。毎年、去年の自分を超えたいと思ってやっている」。この優勝で11月のSG福岡チャレンジC出場も射程内に。飽くなき向上心を見せる石渡がSG戦線でも存在感を見せつける。

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優勝戦1号艇で逃げ切り勝ちを決めた石渡鉄兵

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