【別府競輪(ナイター)GⅢ】山田庸平が喜びひとしおV「同県の練習仲間が頑張ってくれた」
 別府競輪の4日制GⅢナイター「施設整備等協賛競輪」は19日、最終12Rで決勝を行い、山田庸平(37)=佐賀・94期・S1=が同県の青柳靖起マークから番手捲りで勝利。5月武雄のミッドナイトGⅢ以来、今年3回目のGⅢVを果たした。


 佐賀勢の3番手を追走した渡邉豪大が続いてラインワンツー。阿部将大ラインの3番手から山田-渡邉の後位に切り替えた小川勇介が3着で、3連単は2220円の4番人気での決着だった。

 併催のガールズは11Rで決勝を行い、児玉碧衣が捲りで勝利した。大会4日間の総売上額は38億8292万5600円だった。(目標43億円)。

<関連>別府競輪GⅢ「施設整備棟競輪」決勝の賞金表

<関連>別府競輪GⅢ「施設整備棟競輪」ガールズ決勝の賞金表

▶12Rの結果はこちらから



▶11Rの結果はこちらから



■ヒーロー

 直前のレースから降り出した雨も、1番人気に押された山田庸平の力強さをそぐことはなかった。盤石の走りで山田が7度目のGⅢ制覇を果たした。

 もう山田にとってGⅢ優勝は珍しくない。だが今回は最もうれしい優勝のひとつとなった。「同県で、練習仲間の青柳君が頑張ってくれた。そのおかげ。こんな経験はなかったので本当にうれしい」。優勝しても喜びを現すことが少ない山田だが、先行した青柳靖起の名前を出したときには口もとが緩んだ。


 レースは前受けの阿部将大を、後ろ攻めの青柳が赤板で叩く展開。残り1周で阿部らが佐賀勢に詰め寄った。山田は終1角で外の阿部に合わせながら番手捲りで先頭へ。そのまま後位の渡邉豪大を連れて先頭でゴールした。3着は終HSで渡邉豪の後位に切り替えた小川勇介だった。

 危なげない勝利に「余裕はあった」と、レース直後でも表情は穏やか。ただし、親王牌に出場できなかった悔しさは味わっている。「最近いいレースができていないけど、競輪祭に向けてしっかり頑張っていく」。そして、「来年は親王牌に出ないと」。決勝に2回進んだ舞台への返り咲きも誓った。(野口雅洋)

■別府競輪 出走表(予想)掲載一覧

■別府競輪 ニュース一覧




【別府競輪(ナイター)GⅢ】山田庸平が喜びひとしおV「同県の...の画像はこちら >>

7度目のGⅢ優勝を飾った山田庸平


編集部おすすめ