【ボートレース福岡・一般】今期は現在勝率7点ペースと好調な山口の45歳「こうなったら最後に勝てばいい」首位通過を逃すもネバーギブアップ

機力はトップレベルの原田篤志


 人事は尽くした。得点率3位で4日目を迎えた原田篤志(45)=山口・86期・A1=は、予選最終走となった5Rで4コースから差し抜けて1着を奪取。
これで得点率は2位に浮上したが、首位新開航も同じく白星締めで予選を終えたことで戦前の2ポイント差は縮まらずじまい。あと一歩のところで首位通過を逃した。

 予選は6走オール2連対ではたから見れば好調に見えるが、本人は成績に一切納得していない。「今節のA1はずっとシード番組なんだから、負けた1枠を含めてあと二つは勝っておかなければいけなかった。そうすれば新開君を逆転できていたのに。オール2連対だけど情けない」

 とはいえ機力は右肩上がりで上昇一途。7点勝率をマークする今期(5月~)の原動力となった伸び型のプロペラの威力は絶大で、ペラ調整を施した2日目からは、「全部の足に二重丸を付けられる」とVを意識できるレベルに到達している。しかも今節の間に急に季節が進み、気温が低下したことも追い風。「冷えて調整できる余地が増えた。もっとパワーアップできると思う」。Vへの最後のピースを手にしつつあるのは間違いない。

 首位通過を逃したとはいえ、まだ勝負は終わっていない。
王道Vのレールに乗り損ねただけで、終着点を同じにすればいいだけ。「こうなったら最後に勝てばいい。予選の失敗をチャラにするには優勝するしかないので」。あくまでも視線は前。優勝戦のゴールが確定するまで諦めるつもりはない。(森 大輔)

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