【小田原競輪・GⅢ開設記念】松井宏佑が最終2角から番手捲りで4度目のGⅢ制覇 競輪祭へ弾み
◆小田原12R S級決勝




選手名

府県
期別
着差
決手
HB
備考


1

9

松井 宏佑
33
神奈川
113
 
捲り
B
 


2

5

和田 真久留
34
神奈川
99
3/4輪
マーク
 
 


3

6

菅原 大也
34
神奈川
107
1 身
 
 
 


4

2

山田 久徳
38
京 都
93
1身1/2
 
 
 


5

7

中野 慎詞
26
岩 手
121
1身1/2
 
 
 


6

8

橋本 強
40
愛 媛
89
1身1/2
 
 
 


7

3

鈴木 玄人
29
東 京
117
1/2身
 
 
 


8

4

杉浦 侑吾
30
栃 木
115
9 身
 
 
 


9

1

郡司 浩平
35
神奈川
99
4 身
 
H
 


3連単 830円(1番人気)
 
 
 
 
 
 




 小田原競輪のGⅢ開設76周年記念「北条早雲杯争奪戦」は最終日9日、12Rで決勝を争い、地元4車の番手から臨んだ松井宏佑(33)=神奈川・113期・S1=が最終2角から番手まくりを決め快勝。2月の奈良記念以来、通算4度目のGⅢ制覇を果たした。
ライン3番手の和田真久留が2着。ライン4番手を固めた菅原大也が3着で続き、地元勢が上位を独占した。


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賞金ボードを掲げ優勝を喜ぶ松井宏佑



■ヒーロー

 南関のエース・郡司浩平の強い思いに松井が最高の形で応えた。「作戦会議はなく、郡司さんから『任せてくれ』と言われたのでピリッとしました」。郡司がスタートを奪い前受けからレースを進めると、後方から仕掛ける中野―橋本の即席コンビを突っ張り先行。別線が仕掛けられないほどのスピードで郡司が逃げる中、2角から迷わず自力に切り替えグングンとスピードを上げていった。

 「郡司さんが踏みやめることなく行ってくれたので、誰も来られないと思いました。少し早めだったけど、後ろには地元の2人がいたので行かせてもらいました。神奈川で確定板が決められて良かった」。地元勢で上位を独占し、笑顔で汗を拭った。

 ラインの先頭で風を切った郡司の気持ちに応えたほか、1週間前に亡くなった母方の祖母に優勝を届けたかった。「決勝日が葬儀だったけど、地元記念ということもあって出場を優先しました。
いい報告ができて良かった」と天国の祖母に吉報を届けた。

 この優勝で10日後に控えるGⅠ競輪祭(19日開幕)の成績次第では、地元平塚で開催される「KEIRINグランプリ2025」の出場権を手にすることもできる。「全然、あきらめていませんし、もう少し調子を上げて臨みたい」。わずかな可能性を信じ最終決戦の小倉に乗り込んでいく。
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