【小田原競輪・GⅢ施設整備等協賛】塚本大樹がGⅢ初制覇 地元GⅠ出場グイッ!
 小田原競輪のGⅢ「第13回施設整備等協賛競輪戦」は16日、最終日の12Rで決勝が行われ、九州3車の3番手から臨んだ塚本大樹(37)=熊本・96期・S1=が番手まくりの宮本隼輔をゴール前で差して優勝。初のGⅢタイトルを手にした。
バックから踏み上げた宮本はわずかに及ばず2着。一戸康宏に前を任せた岡本大嗣が2角から内に切り替え3着に食い込んだ。

■ヒーロー

 九州を代表するマーク屋・塚本が渾身(こんしん)のハンドル投げでゴール前でぐいっと伸びた。「阿部君が前を取ってくれたら、基本は出さないと言ってくれていた。作戦通りになりました」と九州地区の後輩に感謝。単騎の松坂が内から仕掛けてくるも冷静に対応し、バックで番手からまくった宮本を追走。「宮本君を抜けそうな感じではあったけれど、ゴールまで抜けたか分からなかった。精いっぱいハンドルを投げただけだった」。第4コーナーからゴールにかけて直線が短い戦国バンクで圧巻の差し脚を披露した。

 2009年7月のデビューから17年目で待ちに待ったタイトル。近況、自身のモチベーションになっていたのは10月の寛仁親王牌(GⅠ・前橋)を制した同県の嘉永泰斗の活躍と、来年2月に熊本競輪場で行われる全日本選抜競輪(GⅠ)の出場権獲得を目指していた。この優勝で地元GⅠ出場を決定づけた塚本は「いつも大きい大会の前にけがをすることが多かったので、そこを気を付けながら、いい状態で迎えられればと思う」。
近況、ムードがいい熊本勢の流れに乗って自らも飛躍していく。

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賞金ボードを掲げ笑顔を見せる塚本大樹


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