【ボートレース福岡・一般】デビューから右肩上がりで勝率をアップさせてきた福岡の20歳の若手女子レーサー「スロー戦での対応が今後の課題です」

機力もリズムもアップさせてきた増本杏珠


 的確に展開を捉えた。2日目1Rで増本杏珠(20)=福岡・134期・B1は、5コースから3着を確保。
白星奪取とはならなかったが、まくり差しのハンドルは的確で道中戦でも泉啓文や佐藤謙史朗を寄せ付けない走りを披露。男子相手に競り勝てた意味は大きい。

 機力も好ムード。前検段階から手応えを得ていたが、「乗りやすくて回ってからも押している」と実戦足は軽快。「男子相手には強めだと思います」。混合戦ならではの〝女子力〟でアドバンテージは十分。戦闘態勢は整っている。

 前期(5~10月)は勝率3.25をマークして、デビュー期から1.37→2.45と緩やかながらも右肩上がりで勝率をアップ。しっかり次の課題も見えている。「進入はスローに入るようにしたのに、スローで全く成績を残せていない。スローの対応が今の課題です。そのためには旋回力をもっと上げないと」

 師匠は94期生の今井貴士。
「5回ぐらいお願いして、やっと弟子にしてもらえた」と笑うが、旋回力に定評がある今井の手ほどきを受けて間違いなく地力はアップしている。3日目の前半3Rはその課題だというスロー戦。今期を占う上でも、何としても舟券に絡んでみせる。(森 大輔)

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