【ボートレース大村(ナイター)GⅢ企業杯】下がりながらまくれる選手ってすごい


【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】

 ダッシュの乗ったスタートからのまくり先制なら分かるが、レバーを落としながらのスタートでまくって出る選手って、態勢を立て直すのがどれだけ早いんだと感服する。

 初日7R、3コース発進の渡邉俊介(39)=愛知・101期・A2=はまさにそれ。
「スタートの80m手前で落として、保険をかけておこうと40m手前でも落とした」

 そんなわけで、スリット過ぎには周りより明らかに下がっていたのだが、1Mはイン先マイの上條嘉嗣を握って抜き去ったのだから大したもの。しかも上條はFで、追い風という風向きを考えても、まくるのは難しい状況だったが覆した。

 「外が見えて、やられるぐらいならと思って…」。04のタイミングでFを回避したスタートのアジャストに加えて、この判断もまた大正解。強豪A1勢に、2日目も立ち向かう。

 ▼8R 篠崎仁志は万全というほどの機力ではない。渡邉が4カドから奮闘を披露。4-3-全、4-12-3。

 ▼11R 濱野斗馬は香川の次代を担う逸材。機力もあるので大外でも無警戒にはできない。1-6=23。



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【ボートレース大村(ナイター)GⅢ企業杯】下がりながらまくれる選手ってすごい

Fを回避した上でまくって1着の渡邉俊介
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