【ボートレース福岡・一般】不惑を迎えて再起を期す滋賀の40歳「今がもう一回はい上がれるか、レーサー人生の瀬戸際だと思う」

機力にも手応えは十分の是澤孝宏


 的確にポイントを奪取した。是澤孝宏(40)=滋賀・98期・A2=は、初陣となった初日8Rで2コースからきっちり差して2着を確保。
逃げた長田頼宗には届かなかったが、高ポイントをマークしてのスタートなら悪くない。

 初戦のSのコンマ20に対しては「遅いと思っていました」と納得の表情。それもそのはず、前期(5~10月)は期初めに切ったFが大きな足かせとなり、思うように成績を伸ばせなかったからだ。「だいぶしんどかったですね。期の最初から最後まで、全く自分のレースができないまま半年が終わったんで」

 今期は4期ぶりのA1復帰を目指しているからこそ、前期の犯したミスを繰り返す訳には行かない。「今はこのまま落ちぶれていくのか、もう一回はい上がれるかの瀬戸際だと思う。今期は何としてもA1に戻らないといけない」。レーサー人生の分岐点だと自覚しているからこそ、今期に懸ける思いは強い。

 機力は前操者森高一真のプロペラをベースにして、「全く問題ない。回り足が良くて押す感じもある」と感触は良好。ならば持ち味の旋回力を発揮するのみだ。〝男、四十にして惑わず〟。
不惑を迎えた今、再起を懸けて激走する。(森 大輔)

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