【ボートレース福岡・一般】デビュー4期目にしてA級初昇格を決めた福岡のホープ「初日（15日）が22歳の誕生なんで最高のスタートを切りたい」

新勝率は5.69でA級初昇格を決めた安河内鈴之介


　強くなって凱旋（がいせん）してきた。安河内鈴之介（21）＝福岡・133期・B1＝は、前期（5～10月）に勝率5.69をマークして新期はA2級に初昇格。
デビュー4期目にしてA級昇格とスターダムを駆け上がる若武者が地元に帰ってきた。

　デビュー当初から旋回力の高さが評判だったが、前期は「中盤ぐらいからA級を意識できた」ことで一気に勝率も躍進。もちろんこれは通過点であり、新期に入った11月以降の現在勝率は6.18と今期はA1も狙えるほど。「A2キープはもちろんだけど、一気にA1を狙いたい」。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことだ。

　福岡支部ながら佐賀支部の末永和也に師事するという変わり種。近況の躍進は師匠末永の成績ともリンクしている。「末永さんがダービーでSG初Vを決めたのは、すごくうれしかったし、すごく刺激になりました。末永さんに少しでも追いつけるように頑張りたい」

　手にした17号機は下位ランクのエンジンながら、中間整備が入りシリンダーが交換。「中間整備で良くなっているのかも。悪い感じはしない」と戦える足は十分で安河内のやる気を後押しする。「初日（15日）は誕生日なんで、22歳のいいスタートを切りたい」。
福岡のニューヒーローになるべく、22歳としての最高のスタートを切る。（森　大輔）

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