【ボートレース福岡・一般】まくり屋へのスタイルチェンジを目指す38歳埼玉支部の女子レーサー「中澤和志さんみたいなレースを目指します」

エース50号機で節一級のパワーを誇る原加央理


 敗れてもインパクトは絶大だった。原加央理(38)=埼玉・99期・B1=は絶好枠に配置された初日7Rで、インから安河内鈴之介のツケマイを食らったが、1艇身以上先行する安河内をBSであっという間に捕縛して2着を確保。
まくり差して先頭を走る濱本優一とも差を詰める猛追ぶりで、負けてなお強しの印象を残した。

 レース内容からも分かるように機力はトップレベル。「エンジンはめちゃくちゃ出ています。エース機の動きをしています」と相棒のエース50号機に全幅の信頼を寄せている。しかも、「これならもっと伸びに寄せた方がいいかも」とさらなるパワーアップも示唆。混合戦の今節なら軽量の強みも相まって、とんでもない超抜パワーになる可能性も秘める。

 また伸び型の調整でのレースは原の喫緊の課題でもある。「今まで出足型でやってきたけど、今のボートレース界は伸び型の調整がトレンド。出足型では通用しない。生き残るためにも、Sのやり方から変えている段階なんです」

 まさに今回のエース50号機は持ってこいで、今節を今後の試金石にするつもりだ。「埼玉支部はまくり屋が多いので、私も中澤和志さんみたいなまくり屋を目指してみます」。水面が狭く、伸び型にしてのまくりが利く戸田は昔からまくり屋の宝庫。
原もスタイルチェンジで新たな扉を開く。(森 大輔)

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