【ボートレース福岡・一般】今節は普段と違うスタイルを見せる地元の40歳「いつもより冷静に展開を見られている」

出足系統の良さが光る木下大將


 いい形で予選ラストを終えた。木下大將(40)=福岡・99期・B1=は予選最終走となった4日目8Rで、先行する大平誉史明や宮内由紀英を猛追して最終的には2着を確保。
4番手からの大逆転劇で、予選は7走して6回の舟券絡みと好調を維持して第一関門を乗り越えた。

 普段は伸び型を好む木下だが、今節は前操者長田頼宗を尊重して出足型のプロペラを踏襲。「伸びは明らかにいい人には見劣るけど、出足や回り足はいい」。この割り切りが功を奏している。「伸び型だと力が入ったレースをしないといけないけど、今節は冷静に展開を見られている」

 今節は臀部(でんぶ)の手術明けで、体はまだ本調子とはいかないが、レース勘も徐々に取り戻してきている。「まだ少し痛みはあるけど、だいぶ体の使い方も慣れてきた。それもいつもより冷静でいられる理由かもしれませんね」。まさに〝人間万事塞翁(さいおう)が馬〟。いつものまくり強攻のスタイルではなく、シャープに展開を突く自在派スタイルで今節の混戦を戦い抜く。(森 大輔)

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