師匠から「もっと俺を使っていいし、頼っていいんだよ」絆感じた東京支部のトップルーキー【インタビュー「西スポが聞く」】
【インタビュー「西スポが聞く」】

 デビュー初のA1昇格とトップルーキーとしての看板を背負って始まった藤田俊祐(23)=東京・129期・A2=の2025年。いろんな思いが交錯したこの1年を振り返ってもらった。



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2025年トップルーキーの藤田俊祐



(12月18日からボートレース芦屋に出走中=12月23日まで)

 --トップルーキーとして始まった2025年はどんな年でしたか?

 「やっとA1になれたという気持ちとA1にずっといなければならないという大きなプレッシャーがありました。A1に上がってGⅠは2回(関東地区選と平和島周年記念)走らせてもらったけど全然成績が取れなくて…。大きなレースだけでなくて、一般戦でも思っていた調整やレースができなくてなっていました。それが続いて自信もなくしてしまっていましたね。悔しい思いばかりした2025年だったけど、それがいい経験につながった1年間でもありました」

 --同期の活躍はどうのように見ていましたか?

 「同期(藤原碧生選手、長谷川晴哉選手、青木蓮選手など)の活躍はすごいと思っていたけど、それ以上に自分がうまくいっていないという気持ちの方が大きくて。ライバルとしての悔しさよりも、自分自身の成績が取れていなかったことがすごく悔しかったです」

 --A1に昇格できた期と苦しかった期はどんな違いがあったのでしょうか?

 「A1に上がれたのも根拠があって上がれたというよりも、がむしゃらにやった結果でした。それで勝率が上がっていたという感じで、ペラ調整の知識も今よりはなかったです。勢いで上がれたような感じだったと思います」

 --それを踏まえて現状の調整面など手応えはいかがですか?

 「今はエンジンに合わせた調整ができていて、枠や状況に応じた調整もできるようになっていると思います。根拠を持ってエンジン出しもできているし、A1に上がれた時と直近の成績を比べてみても前よりは成長しているのかなって思います」

 --師匠とはどんな話をしていますか?

 「渡邉雄朗さんが師匠なんですけど、飲みに行った時に『もっと聞きに来いよ。もっと俺を使っていいし、頼っていいんだよ』って声をかけてもらえました。自分でやろうという気持ちが強くて抱え込むこともあったけど、師匠とこういう話ができたのは良かったです。そういう意味でもプラスになった1年だったと思います」

 --プライベートはどのように過ごされていますか?

 「プライベートは家族と過ごすことが多いです。
最近、子どもが少しずつですけど会話ができるようになってきて、家に帰ると『おかえり』って言ってくれたり、『あれがしたい』、『これがしたい』って会話をしてくれたりするのが、すごくうれしいし、楽しい時間です。今は自分のために、というよりも家族のために頑張りたいという気持ちが一番大きいですね」

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師匠から「もっと俺を使っていいし、頼っていいんだよ」絆感じた東京支部のトップルーキー【インタビュー「西スポが聞く」】

「家族のために頑張りたいという気持ちが一番大きいですね」と話す藤田俊祐


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