【ボートレース福岡・一般】優出メンバー中で当地最多のV数を誇る地元の42歳「最高の枠番になりましたね」

当地通算6回目のVを目指す松村敏


 きっちりベスト6入りを決めた。準優10Rで松村敏(42)=福岡・92期・A1=は、ゼロ台のSを決めて逃げ切った丸岡正典には及ばなかったが、2コースから的確に差し抜けて2着を確保。
首位通過を逃した予選ラストは痛恨の表情を浮かべていたが、今度は一転して笑顔で第二関門を突破した。

 機力もひどかった前検を思えば見違える足に仕上げている。「出足や回り足はいいし、気象には左右されるけど行き足もいい」。伸び以外には満足と語るほどで、優勝戦でも十分に戦える足にまで仕上げてきたのはさすがだ。

 ただ今節は伸びが超抜で双璧の山本隆幸、石田貴洋はもちろん、準優で敗れた丸岡等を含めて伸びで分が悪い選手ばかり。「正直言って伸びは苦しい。でも、伸びる選手の右隣になればかなりチャンスは出てくると思う」

 この願いが天に通じたのか、準優11Rではその山本がまくって1着で第二関門を突破。枠番は望み通りに山本の右隣となった。これには松村も、「最高の枠番になりましたね」とニヤリ。当地のV数は優出メンバー中では最多の5回。福岡の勝ち方を知り尽くした男が、代名詞のS力を前面に押し出して白星をもぎ取る。(森 大輔)

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