【ボートレース住之江（ナイター）SGグランプリ】「いろいろな思いがある。集大成として先頭を走りたい」天候も味方の西山貴浩が黄金のヘルメットへと全力を尽くす


【ボート王国九州・山口！】

　並々ならぬ思いで参戦している西山貴浩（38）＝福岡・97期・A1＝が、トライアル2ndを3位で通過。ファイナル3号艇を手にして「いい枠番」と歓迎した。


　気候も西山に味方する。5日目は季節外れの暖かさ。「気温が上がったら足はいい」。そして最終日は雨の予報。「雨なら湿度が出るので、自分にとっては最高です」。どちらも回転が上がりにくい気象条件だが、西山はエース格機の底力があるからこそ克服が可能。相対的に有利な状況へと持ち込める。

　オープニングセレモニーでは、病床の母親のためにとV宣言。「思いはいろいろあります。集大成なので、先頭を走れたらいいな」

　超抜の集中力という裏付けもある。「スローからのスタートはものすごく見えている」。それだけに3号艇が確保できたのは何よりだ。
差しタイプと思われ勝ちな西山の〝裏技〟が3コースツケマイ。全てを出し尽くして、念願の黄金のヘルメットをつかみ取る。

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アドレナリンが出たままの表情で引き揚げる西山貴浩





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3戦目は4着でも充実のレース内容だった西山貴浩






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