「バイクはハーレーに乗っています」ツーリングとキャンプを趣味に持つ徳島支部23歳の大型新人【インタビュー「西スポが聞く」】

【インタビュー「西スポが聞く」】

　2節前の住之江でデビュー初Vを飾った田中駿兵（たなか・しゅんぺい、23歳）＝徳島・131期・A2。来年1月からは初めてのA1級への昇格も果たした。ここ最近の好調要因について話してもらった。



12月の住之江でデビュー初Vを飾った田中駿兵



（12月18日からボートレース芦屋に出走中＝12月23日まで）

－－来年1月からデビュー初のA1級に昇格を決めるなど絶好調ですね。

　「流れがいいというのがほとんどです（笑）。でも、最近は自分のペラ調整で〝このゲージで行く〟って決めて、その調整がしっかり合ってエンジンを出せているのもあると思います」

－－ペラ調整は特徴をつけた調整をしていますか？

　「どちらかというと、7：3ぐらいで伸び寄りの形で調整しています。割合的にそういう調整でも、エンジンによっては出足と伸びが半々になることもあるんですけどね（笑）。少し伸び寄りで調整するほうが自分に合っているのかな」

－－前回の住之江の正規あっせんではデビュー初優勝も飾りました。

　「準優までの調整とほぼ一緒だったけど、最終日は一気に気温が下がって、びっくりするぐらい回転が上がりだしたので、いつもよりも強気に回転を抑えて優勝戦に挑みました。予選2位通過でしっかり取り切れていない感じはあったけど、流れ的にも『今節はあるかも』と思っていたし、その流れは最後までしっかり続いてくれました」

－－師匠とはどんなコミュニケーションを取っていますか？

　「師匠は西野雄貴さんで、めちゃくちゃ尊敬しています。自分の意見を尊重してくれて、困ったり迷ったりした時に分からないところを教えてくれる感じです。デビューした最初の頃に基本的なことをいろいろ教わっているので、今やっていることは西野さんに教えてもらったことがベースです。調整面もですが、今はメンタル面のケアをしてもらうことの方が多いですね」

－－これからについて教えてください。

　「優勝はできたので、ここからは優勝回数を重ねていくことと、勝率7点以上をしっかり取れるようになりたいです。高い目標だけど、ダービーを狙えるぐらいの勝率を取れるようになりたいと思っています。大きなレースで活躍できるようになるためにも、しっかり勝率を残せる実力はつけておきたいです」

－－息抜きできるような趣味はありますか？

　「バイクとキャンプですね。バイクはハーレーに乗っています。自然が好きなので、ツーリングやキャンプなどをしてリフレッシュしています。選手でキャンプをされる方も多いですよ。キャンプは香川や淡路島などその辺に行っています。キャンプ飯は、肉やさかなもいいですけど、今の季節はおでんもお勧めですよ」

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来年1月からデビュー初のA1級に昇格を決めた田中駿兵