「清水裕友さんや松浦悠士さんに褒められた」岡山の二世レーサーが特別昇班初戦に挑む【インタビュー「西スポが聞く」】
 【インタビュー「西スポが聞く」】

 藤田楓(22)=岡山・127期・A2=が昇班初戦を迎える。前走は上位3着までがA級2班に特別昇班できるレインボーカップチャレンジファイナル。
中国3車ラインの先頭で果敢に風を切って3着。ラインでの上位独占に大きく貢献して、自身も確定板に粘る強い内容だった。前走の振り返り、そして同じく競輪選手でもある父、競輪選手を志している妹のエピソードを聞いてみた。

(12月22日から別府競輪に出走=12月24日まで)


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A級1、2班戦初戦を迎える藤田楓



 --レインボーカップチャレンジファイナルは土井慎二選手との岡山ラインかと思われましたが…

 「『前で頑張ります』と伝えたら、断られてしまいました(笑)。後で話を聞くと、土井さんはお父さん(勲・82期)から『単騎でやりなさい』と言われてたみたいです」

 --後ろには伊藤涼介選手と中田拓也選手の広島コンビが付きました

 「僕からお願いしてみました。自分もラインがあった方が走りやすい。それに伊藤さんは養成所でマーク戦が上手だった。中田さんとは単純に仲がいいので(笑)」

 --2段駆けも考えられる並び。実際のレースでも伊藤選手は4角の時点でタテに踏んでいました。それでも3着に粘りました

 「1着は狙ってました。あの展開で3着に残らないと自分のプライドが傷つきます。でも、ラインで決めたかったし、そこは良かったと思います」

 --いいレースだったと思いますし、周りの選手からも褒められたのでは?

 「そうですね。
皆さんに褒められました。清水裕友さんや松浦悠士さん、河端朋之さんにも『いいレースだった。頑張った』と言っていただけて、すごくうれしかったです」

 --お父さまの昌宏選手(82期)からは何か言われましたか?

 「父は防府競輪の前検だったけど、ちゃんと見てくれたみたいで。『いいレースをした』と言ってもらえました」

 --脚質はダッシュ、それとも地脚ですか?

 「うーん…。自分ではダッシュだと思ってます。でも、周りからは地脚と言われます。フレームは地脚型なんですよ。それが体とうまくマッチしています」

 --お父さまが「楓も強いけど、娘はもっと強い」と聞いたことがあります。妹さんについて教えてください

 「初風はすごいですよ。自転車を始めて1年で養成所の1次試験を突破しましたから。まだ高校2年なんですよ。パワーがすごいんです。
腕相撲とかめっちゃ強い。頭はあんまり良くないですけど(笑)。フォームが父そっくり。僕はあまり似てない。妹は父の血が強いのでしょう」

 --そうなると、兄妹でのGⅠ制覇とかを夢見てしまいます

 「そうですね。そうなるように頑張ります。父も強いから、GⅠとか一緒に大きなレースに出られるように頑張ります」

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