【ボートレース住之江(ナイター)SGグランプリ】進入の乱れをプラスに転じた毒島誠がSG10度目V「目標にしていたので良かった」/グランプリシリーズ戦

優勝した毒島誠(左から3人目)と、優勝をたたえる(左から)佐藤隆太郎、長田頼宗。毒島、佐藤翼



 進入の乱れも心の乱れにはつながらなかった。
優出1号艇の毒島誠が、本番だけピット離れで遅れた艇が前付けに動く待機行動になってもあっさりイン逃げに成功。SGタイトル数を2桁に乗せ、「目標の数字だったので良かった」といつもの笑顔を振りまいた。

 展示の3対3の進入は本番では4対2。「自分にとってはそれが奏功したかな」。伸びるダッシュ勢の位置は遠くなり、脅威は縮小。ただでさえ強い実力者を、さらに落ち着かせることになった。

 グランプリV、MVPなど最高の一年だった昨年から今年は大転落。F2も犯し、年が明ければB2級とどん底まで落ちた。それでも、「(F休み中に出演した)イベントでファンと接する機会があって力をもらった。感謝の一年でした」。むしろ、人生を豊かにしたとしか捉えていない。

 「B2級なので大きなことを言える立場ではないけど、一般戦をしっかり盛り上げて、売り上げが上がるように努力したい」。
心を支えてくれたファンと業界へ、新年は水面からたっぷりと恩返しする。

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優勝してトロフィーを掲げる毒島誠
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