【別府競輪(モーニング)FⅡ】東京38歳が「隙間産業」で初日最高配当を提供


【記者コラム・造田大の大勝負】

 近藤寛央(38)=東京・97期・A1=が得意の展開で高配を演出した。初日3R、終3角最後方で目標の吉田元輝が前の選手のあおりを食らって不発。
苦しい流れだったが、自らタテに踏んで伸びて1着。3連単は初日最高の3万1500円だった。

 1年前は初日特選を走ることも多かったが、近況は流れが悪く予選スタート続き。前回の前橋最終日では先行一車の番手を無風で回れたがハコ3。「流れがない展開が苦手」とのことだったが、今回は3分戦で動きがある展開をきっちりモノにした。

 「みんな風を食らっている中で自分だけ食らっていなかった。コースも空いてくれた。これが隙間産業ですよ(笑)」。悪い流れを断ち切るかのような会心の勝利に笑みを浮かべた。

 準決7Rも3分戦。機動型は全員が若手で、またも近藤が好む展開になるかもしれない。間を縫って連日の高配当提供となるか。


 ▼7R(近藤寛央) 「2場所前から状態は戻っていると思うが…」と復調気配はある。強風で自力3人が踏み合えば、脚をためている近藤が初日のように強襲。6-24-1234、6-3-124。

 ▼5R(上野恭哉) 初日は先行ラインの3番手を外並走から取り切ると、直線で鋭く伸びた。気配はいいだけに連絡みは十分。4=37-1357。

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【別府競輪(モーニング)FⅡ】東京38歳が「隙間産業」で初日最高配当を提供

初日3Rを制した近藤寛央


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