【ボートレース福岡・一般】〝漢〟田頭実が地元タイトル防衛に闘志「福岡3連続Vをしたいと思っている」

福岡3連続Vに燃える田頭実


 難敵を退けた。準優1号艇のトップバッターとして登場した田頭実(58)=福岡・58期・B1=は、インからコンマ07のトップSを踏み込んでイン逃げで快勝。
湯川浩司が2コースから差し込んできたが、BSではギリギリのラインで押し切り、「ホッとした」と1番人気に応えて安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 機力には手応え十分。「行き足はすごくいい。伸びも出ている湯川君にやられないので、行き足の延長で悪くない」。伸びで上はいても、生命線の行き足が強力であるなら心配は無用。「9月の企業杯で優勝した時よりも、こっちの方が断然にいい」と相棒56号機に全幅の信頼を置いている。

 これで当地は5連続優出となり、昨年末の歳末特選、9月のGⅢアビスパ福岡杯からの3連続Vが懸かる。「福岡は通算10Vを達成するのに時間がかかったけど、昨年の歳末を勝ってからだいぶ気が楽になったかな。福岡は大好きなんでね、自分も3連続Vをしたいと思っている」

 現級はB1で新期からA2となるが、いずれもF休みでの出走回数不足が響いただけで残した勝率は正真正銘のA1。本人は「もう昔みたいなスピードがないね」と謙遜するが、今節の走りを見ても衰えは一切ない。「もうキャリアの終盤なのは分かっている。でも、優勝したいという気持ちは変わらない。
今年最後なんで勝って終わりたいね」。還暦間近でも燃えさかる闘志は不変。全盛時そのままの強S一撃で、地元タイトル防衛に全力を尽くす。(森 大輔)

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