新たな個性派女子レーサーが誕生の予感「名前を売るつもりで来ました」大阪支部23歳が希有な使い手を目指して猛アピール【インタビュー「西スポが聞く」】

チルト3度の調整に挑戦し始めたばかりの田上凜



【インタビュー「西スポが聞く」】

 新たな個性派レーサーが生まれるかもしれない。田上凜(たのうえ・りん、23歳)=大阪・132期・B1=が、チルト3度で今期(来年4月末まで)の残りを戦うことを宣言した。
女子では数少ない使い手として、全国に名前が知れ渡る日も遠くなさそうだ。

(30日からボートレース津に出走中=1月4日まで)

 --いつからチルト3度を使うように?

 「まだ2節目なんです。前節のびわこが初めてでした」

 --きっかけは何ですか?

 「師匠の夏山亮平さんの一言です。『お前はまくり差しタイプじゃない。(まくり強攻が主戦法の)高田ひかるタイプだ。チルト3度で行け!』と言われて、それからです。まだデビューして6期目なので挑戦するなら今しかない(7期目以降は代謝制度の勝率計算の対象期間が始まる)と思って、師匠の直感を信じることにしました」

 --この津でも早速、よく伸びていて驚きましたし、1Mの攻めの姿勢にも好感。師匠の見立てはズバリですね。

 「確かに初日にしては伸びているんですけど、チルト3度だと6コースになってしまうので、もっと伸びてほしいというのが正直なところ。セッティングをいろいろ試してみます」

 --今後もずっとチルト3度ですか?

 「1号艇のときはイン仕様にするつもりですけど、他は外でいいです。今期はチルトが3度まで使えるレース場では3度にして、これで通します」

 --女子だとチルトをハネるのは珍しい。

 「あまりいないし、名前を売るつもりで来ました。
まずは今節、1勝したいですね」

 --前節びわこでは1勝どころか、まくって2勝をマークしました。

 「本当なら4勝していても良かったぐらいなんですけど、私が下手すぎて取れなかった。そうならないように頑張りたいです」

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師匠・夏山亮平の仲間はみんな着ている〝らいぱちウエア〟の田上凜
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