【ボートレース大村(ナイター)PGⅠクイーンズクライマックス】鎌倉涼が女子GⅠ夏冬完全制覇 夫には「同じ大村で勝てたよ!」

ティアラを付け笑顔の鎌倉涼



 2025年のボートレース界を締めくくる女子最高峰のレース、大村ボートのプレミアムGⅠ「第14回クイーンズクライマックス」(優勝賞金1700万円)は最終日の31日、12Rで賞金女王決定戦を争い、1号艇の鎌倉涼(36)=大阪・100期・A1=がイン逃げで1着。大会初制覇とともに、夏のPGⅠレディースチャンピオンに続く女子GⅠ夏冬連覇を果たした。
2着は5号艇の渡邉優美、3着は3号艇の川野芽唯で、3連単は5150円の20番人気。



 11RのGⅢシリーズ戦(優勝賞金225万円)の優勝戦は、1号艇の若狭奈美子(37)=岡山・97期・A2=がイン逃げで今年3度目、通算では4度目の優勝を飾った。6日間の総売上額は245億5760万1900円で、目標額(230億円)を大幅に上回る盛況で幕を閉じた。


【ボートレース大村(ナイター)PGⅠクイーンズクライマックス】鎌倉涼が女子GⅠ夏冬完全制覇 夫には「同じ大村で勝てたよ!」

優勝戦の2Mを先頭で折り返す鎌倉涼



ヒーロー

 女子ボートレース界では2年連続の快挙となった。8月のレディースチャンピオンでインから逃げてGⅠ初制覇をした鎌倉涼が、10年ぶりの出場となったクイーンズクライマックス優勝戦を押し切って、自身初の賞金女王。昨年の遠藤エミに続き、今年の女子GⅠ夏冬制覇を果たした。

 「ホッとしました。めっちゃうれしいです。すごく緊張しました。バイオ燃料が初めてというのもあって…」。当地で限定使用されている燃料に多少戸惑いこそあったが、持ち味の冷静なレースさばきで、圧巻の逃走劇を披露した。

 レディースチャンピオンの時と同様、長女と長男が折り紙でお守りを作ってくれた。
「子どもたちにもう一回、その舞台で走ってほしいと言われたのが大きい。子どもたちの応援が一番、力になります」。愛するわが子たちからの声援をパワーに変えて、夏冬続けて優勝の2文字で応えてみせた。

 大村は夫の深谷知広(37)=静岡・103期・A1=がSG初制覇した水面だ。「同じ大村で勝てたよ」と言いたい。ボート界最強夫婦にとって、最高の水面になったのは言うまでもない。

 来年のクイーンズクライマックスは地元の住之江での開催。「それは言われると思っていました(笑)。今年は出来過ぎです。来年は今年に負けないように一走一走頑張りたい。大きいのを優勝していけたら一番いいなと思います」。ファン、そして家族からの応援を背にママは来年以降も活躍を続けていく。
(造田大)

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同じ大阪支部や同期に囲まれる鎌倉涼



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