【熊本競輪・GⅠ全日本選抜】脇本雄太が大会連覇 近畿の4車結束に別線なすすべなし

大会連覇を果たした脇本雄太



 熊本競輪の4日制GⅠ「第41回全日本選抜競輪」(優勝賞金4490万円)は最終日の23日、12Rで決勝が戦われ、脇本雄太(36)=福井・94期・SS=がBS番手捲りで勝利した。

 脇本は昨年大会に続く連覇で、今年もKEIRINグランプリ(12月30日、いわき平)の切符を誰よりも早く手にした。


 2着は脇本後位の古性優作、3着は直線で3人を抜いた山口拳矢。2車単は1番人気の350円、3連単は3番人気の1940円と本命サイドでの決着だった。

 節間の総売上額は110億7141万1100円で、目標の110億円を上回った。

12R決勝戦の結果はこちら



■ヒーロー

 11個目のGⅠタイトルを手にした。脇本がなかなか取れなかったこの大会も、あっという間に2度目の制覇。昨年達成したグランプリスラムに続き、競輪祭での〝ダブルグランドスラム〟への挑戦権を手にした。

 レースは古性がSを取り、近畿が前攻め。赤板で迫ってきた犬伏湧也に寺崎浩平が合わせて加速すると、9車の1本棒が完成。その縦列は終2角過ぎまで乱れることなく、脇本が2角過ぎで番手捲りを放つとさらにスピードを増した。

 古性だけを連れて10秒8の上がり。3着争いは古性の6車身後方での出来事だった。

 同県の後輩・寺崎に全幅の信頼を置く。
スタールビー賞では郡司浩平のカマシにホーム線も奪われた。「赤板1角での自転車の加速の仕方が、同じ失敗をしないという思いを察知した。自分も失敗せず後ろから来られないように車間を切った」。GⅠの最近の5Vは寺崎との連係。競輪ファンの既視感を誘う決勝が今回も繰り返された。

 ただし今回は昨年10月に左肘を脱臼骨折しての初のGⅠ。「ひじの完治はまだまだ」と万全に戻るかさえ分からない状態。だが、「今回に関しては戦法の幅が狭くなっていてやることが決まっている。それで吹っ切れている」と脚をためての捲りに集中して乗り切った。

 熊本はお気に入りの地。「トレーニングで来たこともあるし環境がいい。変わらず声援が熱くて魅了される。
レースで返せたかは分からないが、声援に応えられて良かった」。最終日の入場者は1万905人。大観衆の期待に応えられたことが何よりだったようだ。(野口雅洋)

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